北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

見た目の姿勢は心のあり様を表します

2016-02-20 22:42:39 | Weblog

 姿勢(しせい)とは、辞書によると『何か動作をしている時の体の姿』ということになります。

『背筋を伸ばす』というのは、胸を張って背骨のS字の形をきれいに保つ姿勢のことですが、それは背中の中心を構成する筋をしっかりと伸ばすことで、見た目も美しいものです。

 テレビのドラマなどで、高級クラブで着物を着て客の相手をしてくれる女性たちが登場する場面を見ていると、彼女たちは椅子に座るときも端の方にちょこんと腰を掛けて、決して背中を背もたれに着けるようなことはありません。
 その背筋を伸ばした姿勢は凛として美しく感じます 

 見える姿が美しいということはそれを保つ心の姿勢も美しいことが推し量られます。

 姿勢は、見た目の格好や立ち姿等の目に見える姿形をさすだけではなく、その人の心構え、気持ち、気構えや決意なども含んだ言葉として使われます。

 自分の見た目に心を配るという細やかな考え方は、その人の生き方そのものも細やかで気の付く美しいものであるに違いなく、それは『品がある』とか『品格』という言われ方をします。

 皆さんは自分の立ち居振る舞いや見られ方にどれだけ気を使っているでしょうか。


       ◆ 


 様々な会議に出席していても、会議に先立って紹介されたときに起立して一言二言挨拶をすることがよくあります。

 そのときに、椅子に深々と腰を掛けているために立ち上がる際に椅子をガタガタと動かす人をよく見かけます。

 椅子を後ろに引いておいて軽く腰を掛けるだけにしておけば、椅子を動かさずにすっと立てるのに、そのような所作をしている人はあまり見かけません。

 猫背でいることも、卑屈さだったり自信の無さが垣間見えるようです。

 ほんのちょっとしたことなのですが、日常の所作を美しくする心構えと余裕を心の片隅に持っていたいものですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする