北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地元客と観光客はどこで見分けるのか~稚内の居酒屋の眼力

2016-02-11 22:46:15 | Weblog

 昨日まで暴風雪が嘘のような穏やかな天気の稚内。レンタカーを借りて、昨日から稚内へ来た妻と一緒にまたまたワカサギ釣りに行ってきました。

 午前11時から始めた釣りでは全く反応がなく三時間が経過。「ワカサギは一日二食で、昼ごはんは食べないんだね」と皮肉を言いながら反応のない釣竿を見つめ続けます。

「もうだめだね」と諦めて川の下流へ下ると、途中で釣りをしていた夫婦連れが「今になって少し釣れ始めたよ」と教えてくれたので、近くに開いていた穴で最後のひとあがきをしてみました。

 すると「おっ」。反応が良くて、ちょっと釣れ始めました。面白くなって頑張ってみると、なんとか二人で二十匹ほど釣れました。

 四時間で二十匹とは、ワカサギ釣りにしては寂しいところですが、「ボウズを食らうよりはマシだ」とひと笑い。

 ビール一杯分くらいのから揚げにはなりそうです。


       ◆ 


 夜には南稚内の居酒屋へ繰り出して、お店のご主人と居酒屋談義。

「お客さんって、地元の常連さんと観光客とはどんな比率なんですか?」
「そうですねえ、あまり良くわからないんですよ。でも観光客は観光シーズンしか来ませんからね」

「観光客と地元の人のどちらかだ、なんて分かるものですか」
「注文するもので分かりますよ。地元の方は、刺身でもマグロとかサーモンはここでは獲れないと分かっているので頼まないんですよ。それに魚は地元で安く買えるのが分かっているので、こんな居酒屋で頼む人はいませんね」

「なるほど」

「それと観光客の方は、稚内の魚が美味しいと思っているので、焼き魚を頼む人が多いですね。以前十勝からバイクでやってきて、『焼き魚を上から全部ください』なんていう注文をした方もいました」
「ははあ、そうですか」

「何曜日が多いとかいうような傾向はあるんですか?」
「それが今は分からなくなりましたね。花金だから多いわけでもないし、平日の夜にどやどやと入ってくることもあります。でも観光シーズンだったら、観光客の方はのれんを出す前から待っていたりしますよ。まあ九月のシルバーウィークあたりまでかな、って感じですが」

 
 今日は祝日のために空いているお店が少なくて、今まで行ったことのないお店を開拓してみましたが、面白い会話になりました。

 地元民と観光客の違いって、分かる人には分かるものなんですね。もっと人を見る目の切り口を養いましょう。 

 


       【ワカサギもゲットです】

コメント
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