昨日開催された、稚内の冬を彩るキャンドルイベント「彩北わっキャナイト」。今年で13回目のイベントです。
昨日は暖気が入って、小雨が降る悪天候でしたが、いくつかの会場でスノーキャンドルが作られてロウソクに火がともされました。
最初に向かったのは図書館ですが、ここの前庭に作られた小山を数多くのキャンドルが照らしています。
高さ10メートルほどの雪の山を数多くの火屋(ホヤ)が飾り、その中でキャンドルがゆらゆらと灯っている姿はちょっと幻想的。
バケツで作られる火屋はこちら図書館では氷でできています。氷を透けてゆらめくキャンドルは寒い外でも暖かさを感じさせます。
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次に向かった北防波堤ドーム会場では、ドームの中に雪製火屋のキャンドルが並べられています。
こちらは雪で作られているので白く明るく見えて、氷のキャンドルとはまた趣きが少し違います。
例年は寒い時期のため、雪をバケツに入れながら水を吹きかけて作るのだそうですが、今年は暖気が入っていたために雪が湿っていてとても効率的に作ることができたのだとか。
今年は、かつて樺太航路のフェリーターミナルだった北防波堤ドームが完成から80周年を迎えるということで、配置のデザインは、数字の8と0から丸い円を採用。全部で約600個のスノーキャンドルを作ってドームの中を照らしました。
北防波堤ドームの中って、屋外のようで屋内でもあるような不思議な空間です。
北風から多くのフェリー乗船客を守ってきた北防波堤ドームですが、長年の海との戦いでちょっと痛みが激しくなりました。
予算が成立すれば、修繕に向けた準備を進めることにしています。そろそろ春が待ち遠しくなってきました。