北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

浜頓別のオオワシの木

2016-02-24 23:34:37 | Weblog

 昨日美深で開催されたフォーラムでは、その後の懇親会で美深町の山口町長さんとお話をする機会がありました。

 そこで、昨年夏に美深へ行きたがっていたフランス人の話をして、「彼らが『十二滝町を見てみたい』と言っていたんですよ」というと、町長さんは(なるほど、そうでしたか)といった風でにんまりとされました。

 町長さんは「そうですか、なにしろイギリスのBBCまで取材に来ましたからね。世間には狭いテーマでも『おもしろい!』と思う人たちが結構いるものなんですね」と笑っていましたが、話を聞いていた周りの人たちはポカンとしています。

 まあ村上春樹ネタは、分かる人にしかわかりません。


 今日の朝になって職員を美深駅まで送ったついでに駅舎の中にある"村上春樹コーナー"を見学してきました。

 壁には「村上春樹さんぽMAP in 北海道」という地図が貼られていて、見てみると、彼の小説の中には少なからず北海道が登場することが分かります。

 こういう紹介の仕方はセンスがありますね。


       ◆ 


 美深町を後にして稚内へと戻りましたが、今日は折角なので国道275号線の様子を見て回ろうと音威子府で右折して、中頓別町方向へ車を走らせました。

 天北峠ではちょうど運搬排雪を一生懸命にやっている最中で、春まではもうひと頑張りです。


 浜頓別町では、オオワシが群れているところがあるというのでウソタンナイ川方面のポイントを巡ってみました。

 なるほど確かに、オオワシが何羽も木に止まっていますしオジロワシの姿も見られます。遠目にもカラスの三倍くらいの大きさが見て取れますので、胴体だけで60センチくらいはあるでしょうし、羽を広げた幅はゆうに1メートルはあるでしょう。結構な迫力です。

 あとで聞いたところによると、ちょうどこのあたりのウソタンナイ川は湧水が豊富でこの時期でも凍らず、鮭が相当遅い時期まで遡上してくるのでエサが豊富なのだとか。

 確かに川は凍っておらずにきれいな流れをみせていました。

「カメラを向けたら逃げませんでしたか」とも言われましたが、スマホくらいだったら逃げられずにすみました。

 こんな希少猛禽類が本当にすぐ目の前にいる様子が見られるなんて、これもまたこの地域の一つの豊かさですね。

 これなんかも立派な観光資源になるポテンシャルがありますがあとは腕の良いガイドさんがいるとなお良いですし、オオワシ以外の鳥も見たいところです。

 素材をいかに加工して価値を高めるか。観光資源も素材だけでなく料理の仕方が問われてきます。 

コメント
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