ある会合で久しぶりに会った知人との会話。
私「最近何かはまっていることはありますか?」
知人「えーとね、はまっていると言えば、"捨て犬ランニング"かな」
「"捨て犬ランニング"ってなんですか?」
「えへへ、それは路線バスに乗って、近場の適当な停留所で降りてそこからはジョギングで帰ってくることです」
「えー、楽しいんですか?」
「降りるのはせいぜい10㎞とか15㎞くらい先で、そこから歩いたりジョギングしたりで家の方に帰ってきて、途中で温泉に寄るんです。そこでお風呂に入って着替えて帰ってくる。それなら途中でさっぱりしますし、飲んで帰ってくることもできますしね」
「一人でやるんですか?」
「へへ、それがね、最近うちの奥さんが興味を持ち始めて来たんです。まだ行っていないけれど、次くらいは一緒に行くかもしれませんね」
ただのランニングやジョギングだと、健康に良いことは分かるけれど、どこか面白みの少ない運動になりがちです。
それが、こうやって知らないところで降り立ってそこから家に向かって帰ってくるというのは、体だけでなく脳への刺激としても良いかもしれません。
町をもっと使い倒す遊びって、何でしょうか。
それにしても「捨て犬ランニング」とは面白い表現で、よく言ったものですね。