北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

人間ドックで学んだこと ~ そうか、逃げちゃダメなんだ

2018-05-08 22:31:07 | Weblog

 

 今日は年に一度の人間ドックの日。

 まだ風邪気味ながら、予約してあるので仕方がありません。指定の時間前に到着して受付を終えました。

 着替えをして検査の順番を待っていると、後からきて受付に書類を書類を出しているおじさんがいました。

 受付の女性が、彼が封筒を開いていないのを見て、「えーっと、封筒の中はご覧になっていませんか。中に書いてあるんですが、健康保険証が必要なのと、検便と検尿のサンプルを事前に採ってもらうことになっています。保険証はお持ちじゃないですね…」
「はあ、持ってきていません…」

 …とまあ、全くドック受診の準備をしないまま来ているお方がいました。

 自分の健康は自己責任の範囲とはいえ、いままで受診したこともなかったのでしょうか。私と同じくらいの年恰好のおじさんでしたがねえ。

 でも受付の女性は落ち着いたもので、保険証は番号を電話で調べて教えてもらい、検便は「持参していないのでキャンセルですねー」と平然と対応していました。プロを感じました。


    ◆


 一連の検査が終わって、いよいよ最後が胃カメラということになりました。

 胃カメラの前の椅子で呼ばれるのを待っているときに、横に座った同年代の方に声をかけてみました。

「あとは胃カメラだけですね。僕は昨年から、鼻から入れてもらうようにしたんですがあなたはどうですか?」

 するとその方は、「僕も鼻からやってみたんですが、入りにくくてダメでした。なので喉から入れて検査しています」と言います。

「うわ、僕はもう考えただけで辛いです」
 するとその方は、「でもね、喉からやるときは飲み込むつもりでやると良いんですよ。変に防ごうとするから喉が絞まって引っかかるわけで、飲み込んでやろうと立ち向かえば喉が広がって楽になります。涙も一粒くらいで済みますよ(笑)」

 そうか、物事から逃げようとするから追いかけられてひどい目にあうんですね。

 人間ドックの胃カメラでさえ逃げずに立ち向かうことが必要だとは、人はどんなことからも学べます。勉強になりました。

 

コメント
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