昨日まで天塩町で研修をしていたので、帰り際に少し足を延ばして新しく天塩川にかけられた新しい天塩大橋を見てきました。
古い橋は昭和32年と言いますから私が生まれる一年前にかけられた橋で、アーチ橋の風景は趣があったのですが、古いために耐震性に難があると指摘されていました。
また何しろ幅員が狭くて大型車が交差するのには非常に危ない橋でした。
私も何度も渡りましたがときどき大型車のミラーが落ちていることがあって、すれ違うのに苦労していたことがうかがえます。
新しい橋は古い橋の上流・東側に架けられたコンクリート橋で長者506メートル。
中央分離帯もしっかり作られているのですれ違いで苦労することはありません。
旧橋から新橋への切り替えは10月30日に行われたばかりで、まだ開通ほやほやの橋。
天塩町側から行くと、以前は道道232号線から国道40号に出て右折するとすぐに狭いアーチ橋をまたぐことができたのですが、今はずっと東側に走って大きく迂回する形になります。
しかしこの橋はやがて豊富から南下してくる高規格道路幌富バイパスの繋がる計画なので、そのときはずっと便利になるはずです。
役目を終えた橋は前後が通行止めになっていてもう通ることはできません。
こうして思い出の風景は変わり時代は変わり、安全や便利は少しずつ増して充実してゆくのです。
懐かしい風景にさよならを告げて帰ってきました。
私より1年年上の先輩の引退です。
旧天塩大橋よ、お疲れさまでした。