北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

命の道を守る道路の「品質」

2020-11-23 22:27:25 | Weblog


 明日は中標津で現場立ち合いのお仕事があり、今日は前乗り。

 11時50分札幌駅発の特急大空にのって一路釧路へと向かいます。
 
 札幌は朝方に3センチの降雪があり、トマムあたりまでは車窓の天気も曇り空でしたが、帯広あたりからは晴れ上がって道東の冬らしい天気になりました。

 釧路で私よりもさらに前に先乗りしていた同僚の出迎えを受けて、明日からの現場のある町へと向かいます。

 明日は現場で新しい舗装材を施工する作業の立ち合いです。

 北海道の道路は厳しい冬を過ごすことで痛みが激しく、各所で穴が開いたり段差を生じたりしていますが、このことで走行する車に乗っている人にも振動が伝わります。

 ただのドライブだったら不快な気持で済みますが、一刻を争う病人を運ぶ救急車となると、そのような振動をできるだけ与えないように慎重な運転が求められます。

 結果として順調に走行したときに比べると病院までの到着時間が遅れることが考えられますが、できればそれを避けたいものですし、そのためには良好な道路の品質が保たれることが求められます。

 今回は特に橋が架かっているところでの段差をなくしてしかも耐久性が良いような舗装のための新しい材料の試験施工をするのです。

 道路は物流や人の移動を支えていますが、時によっては命も支えるインフラです。

 道路をして「命の道」という人もいます。

 良好な路面状態が長持ちすることは、維持管理経費の削減にもつながるので社会のニーズと言えるでしょう。

 良好な素材として認められるかどうか、最も気象の厳しい道東での試験施工。

 まずはその状況を見守りたいところです。

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