昨日の都市計画学会北海道支部研究発表会では、すべてのプログラムが終わった後で別会場で懇親会を開催しました。
会場は北大構内の「オープンイノベーションハウス エンレイソウ」で、当日裏方を務めた支部役員のほかに、基調講演の中西さん、さらに研究発表をしてくれた学生さんたちも格安参加費で参加してもらいました。
大体この手の発表会やイベントというものは、イベント本体はネタ振りの時間であって、その後のこのような懇親会にこそ妙味があるというものです。
発表会の進行は、発表が10分でその後に質疑応答が5分というやり方で、こんなに短い質疑応答時間では深いやり取りはできません。
そこで、この懇親会という時間こそが、発表者に対して会場では時間がなくて聞けなかった質問をしたり、意見交換でさらに議論を深めたりできる場になるわけです。
関係者は人生経験、研究者経験の長い人が多いので、意見交換をする中でお互いにインスパイアされて新しい視点が得られたり、意外な発見があることも稀ではありません。
また知らない者同士が名刺交換をすることで新しい関係を作り上げることができるのもこういう場です。
なので、「こういう場面に参加しないのはつくづくもったいないなあ」と感じることが多いので、私はできるだけ参加するように努めています。
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今回の会場である「オープンイノベーションハウス エンレイソウ」は北大構内の北12条界隈にあって、生協の中央食堂隣にある建物です。
以前は札幌市内の有名ホテルがレストランを経営していたのですが、コロナ禍もあって撤退し、その空間をリニューアルしたのが今の空間になっています。
ここは本学の学生さんのみならず、他の学校の学生や高校生、高専生、さらには企業・自治体関係の人たちも登録をして使うことができるのだそう。(2024年1月からは学外者は有料になりそうという情報あり)
コワーキングスペースでは、いすやテーブルを自由に動かして様々な用途に対応した空間使いができます。
また2階にはしっかりした会議室もあって、よりクローズな会談の場として使うことができます。
また入館のためには事前に顔認証登録が必要で、それをパスしないとドアが開かないという新しいセキュリティシステムも導入されているそうです。
営業時間は年末年始や法定点検日を除いて基本的に朝8時から夜11時までとのことで、非常に使える時間が長いのが特徴です。
もちろんフリーWifiもあり、学生さんであれば気分を変えた自習にも最適と言えるでしょう。
自分が学生の時にこういうのがあったら…、もっと勉強したかもしれませんねえ(笑)
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先週の北部九州旅から始まって、今週は週初めから稚内~静岡~東京、そして土曜日もこの学会と、まあ移動と人に会うことが集中した二週間でした。
これらの予定は夏から決めていたものや直前に決まったものまでいろいろなのですが、面白がって予定を組んでいるうちにタイトで移動の多いスケジュールになりました。
連日人に会って夜は一杯という予定にもなっていて、体力が持つかちょっと心配だったのですがなんとかクリアできました。
もっとも12月と入り、今度は年末の挨拶廻りに営業周りも兼ねることになるのでまた忙しくなりそうです。
雪も降ってきて周りでも事故の報告が増えてきました。
今年もあと一か月、無事に乗り切りましょう。