北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

今年は鮭のないホームパーティ ~ 料理は各自持ち寄りで

2023-12-10 23:36:01 | Weblog

 

 今日は毎年この時期恒例の、友人宅でのホームパーティ。

 例年であれば、参加者の有志が秋に釣った鮭を持ち寄って燻製を作るのが目玉なのですが、今年はいつになく秋サケが不漁の年。

 スモークは諦めて、各自が食材や料理を持ち寄ってのパーティとなりました。

 私の持ち寄りは蕎麦で、今までは柚子を練り込んだ柚子蕎麦を持参してきました。

 しかしたまには別な蕎麦でも良いかな、ということで今回はごく普通の田舎蕎麦のご提供。

 とはいえ、馴染みのお蕎麦屋さんから仕入れた蕎麦粉はこだわりの蕎麦粉で、清里町のボタン種が1/4で、摩周産のキタワセが3/4という配合。

 実際に打ってみると、こねているときに弾力があって茹でても良いコシが出てくれて、おまけに風味も格別で良い蕎麦になりました。

 蕎麦汁も、高知産の本枯節と宗田鰹を半々でだしを取り半年以上寝かせた"返し"と合わせます。

 合わせた後にもう一度湯煎をかけて温度を上げて冷ましたもので食します。

 試みに、湯煎をかける前のそば汁を取っておいて、その後に湯煎をかけて冷やしたそば汁を取り、妻に「これ、どっちが美味しいと思う?」とブラインドテストを行いました。

 混ぜ合わせた中身は全く同じもので、湯煎をしたかしないかだけの違いなのですが、妻は「全然違う汁だと思ったけど、こっちが美味しい」と指さしたのは、湯煎後の汁でした。

「湯煎だけの違いだよ」と言うと、「言われないと分からないけど、湯煎をかけた後の方がまろやかだわ」と感心していました。

 そば汁もなかなかに奥が深いのです。


     ◆


 毎年の恒例ですが、料理好きの女性の参加者はデザートにプロはだしのケーキを持参してくれます。

 今回はフルーツロールケーキで、シャインマスカットとイチゴをふんだんに使った逸品。

 そこに昨年秋にオープンした、アウトドア・カフェ「 YOSSY BASE 」(ヨッシーベース)のヨッシーさんが自家焙煎のコーヒーを添えてくれました。

 ヨッシーベースは最近あちこちのマスコミでも取り上げられるようになりましたが、ペレットストーブに火を起こし、自分でコーヒーを焙煎してそれが飲めるという、大人の時間を楽しめる屋外カフェです。

 ヨッシーさんに、「やはりそれを楽しみに来るのはアウトドア好きの方ですか」と訊くと、「そんな人はほとんどいませんね(笑)」とのこと。

「もっと気楽な服装で、手ぶらでやってきて楽しむ方が多く、8対2で女性が多いです」とのこと。

 アウトドアファンではないけれど、焚火やコーヒーの自家焙煎を楽しんでみたいという人って案外多いのですね。

 今日提供のコーヒーもケーキにぴったりで美味しくいただきました。

 毎年このパーティが終わると、年末をより一層感じるようになるのです。

 

コメント
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