7(土)~8(日)の一泊二日で秋田県大曲の花火を見るツアーに参加してきました。
昨年日本三大花火の「長岡の花火」を見る機会があり、大きな花火大会に魅了されました。
日本三大花火とは、「長岡の花火」「大曲の花火」そして「土浦の花火」と言われます。
秋田県の大曲は、かつての大曲市を中心に平成17年に1市6町1村が合併して誕生した「大仙市(だいせんし)」の中心都市。
大仙市の人口は現在7万5千人ほどで面積は866平方キロメートルとかなり広い町ですが、なんといっても「大曲の花火」が有名です。
大曲の花火大会は年に何度か開催されているのですが、今回は「大曲の花火~秋の章」の札幌発のツアーがあるとのことで妻と二人で参加してきたものです。
旅は阪急交通社さんのツアーで添乗員さん付き。
移動は朝8時に札幌駅集合で、特急北斗で函館新北斗駅~北海道新幹線で盛岡駅~大曲花火会場まではバス、となり出発日の夜の花火大会を見るという花火メインの旅でした。
盛岡から大曲までは一般道で2時間ほどの距離なのですが、花火を見た後は再び盛岡まで戻り盛岡市内のホテルに泊まるという強行軍です。
花火メインとはいえ、翌日は盛岡からバスで移動をして八幡平~道の駅鹿角~十和田湖~奥入瀬~新青森駅から新幹線とJRで札幌駅まで戻るという東北の背骨観光が入ります。
このような添乗員さん付きのツアー参加って、最近はほとんどなかったので新鮮な感じでした。
添乗員さんも若くて元気はつらつ、話術が巧みでユーモアもあり任せて安心、楽しい旅になりました。
ただ途中のバス旅ではバスガイドさんが付きません。
最近はバスの運転手さんの不足が問題になってきていますが、バスガイドさんもどんどん減っているようで、添乗員さん曰く、「先日は82歳のバスガイドさんとお仕事をしましたが健脚でびっくりしました」と言い、車内の参加者を笑わせてくれました。
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花火大会は、それなりに人が集まるのでバスは会場近くの公共施設の構内に停めてそこからは徒歩で会場まで移動。
花火会場ではパイプ椅子があって全席指定。
夜6時からの花火大会に間に合うように移動したものの、花火会場となっている雄物川の河川敷に着くころにはかなり暗くなっておりました。
事前に「会場は暗い」と知らされていればキャンプ用のライトを持参したところですが、そのアナウンスがなかったため暗い中での行軍となりました。
配られたお弁当を食べるのにも暗くて良く見えず、バランを口にしてぺっぺっとなる始末。まあこれも旅の笑い話です。
花火の方は7号玉(21㎝)と10号(=尺)玉が中心で、1時間半で8千発が打ち上げられたそうです。
構成は、職人の皆さんが名前を出したうえでそれぞれのオリジナルな花火を一発ずつ打ち上げて見せるコーナーと、創造花火という音楽とシンクロして様々なタイプの花火を打ち上げて数分のドラマを見せるコーナー、それに花火仲間の土浦の職人さんたちが参加したコーナーがあり、最後に尺玉100発を打ち上げる怒涛のフィナーレという展開。
花火と観覧席の距離が近いので目の前の画角の縦横一杯に花火が広がるさまは壮観で、いいものを見せてもらったと感動でした。
何よりも星が見えるほど天気が良くて、また少し風もあって煙が良い加減に移動してくれて、花火を見るには好条件の部類で非常に幸いでした。
雨が降ったりしたらおそらく会場はぬかるみになって大変なことにいたことでしょう。
実際花火の日も午前までは雨が降ったようで、一部に水たまりがあるようでしたが、私たちは助かりました。
翌日からのバス旅も天候には恵まれましたが、行程としては移動に時間がかかり、休憩ポイントなどでもお土産をゆっくりと吟味するだけの時間が取り切れず、お土産選びに苦労しました。
また団体旅行なので、集合時間に遅れて周りに迷惑をかけてもいけない、という心理も働いて、ちょっと焦り気味の感じだったのが旅慣れないところでしょうか。
とにかく花火を見る旅で、花火がちゃんと見られたのですから満足度は90%以上です。
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今回の旅は、途中からの合流組も併せて30人ほどの参加者でしたが、実は札幌駅集合・解散のもう一班が別行動で動いていたそうで、バス2台分のお客さんがいたわけです。
我々のグループではご夫婦連れが私たちを含めて4組くらいで、あとは親子連れ、お友達連れ、おひとり様旅もいました。
最高齢と思われる方は86歳の男性とその奥様で、ちょっとした会話になり、「もうこれが最後の旅だねと言って参加したんです」とのこと。
旅は体が満足に動けるうちにしておかなくてはいけませんね。
また一つ良い思い出ができました。
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