地域の自治体への挨拶周り最後の一日。今日は猿払村と浜頓別町を訪問。猿払村は道路沿いの家が新しくしかも大きいことが目立ちます。
いわゆる「ホタテ御殿」と言われる立派な家ですが、猿払村はホタテをはじめとする海産物の売り上げが素晴らしく良くて、町民所得も大きく増えました。
先日毎日新聞が、安倍政権下で地域間格差が大きくなったという記事を掲載していましたが、そのなかで自治体別平均所得額のランキングを掲載しました。
そしてその中でなんと猿払村が数多ある都会の市区を超えて堂々の五位にランキングされたとのこと。「マスコミが取材に来て参りました(苦笑)」とは猿払村の伊藤町長さん。
やはり地域の経済状況はかなり良さそうです。
『毎日新聞』平均所得:地域間格差くっきり 安倍政権下で拡大(2015年04月17日)
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続いて浜頓別町へ移動しましたが、こちらも水産関係は調子が良さそう。
菅原町長さんは、「うちでは小学校の卒業式に、子供たちに将来の夢を書いてもらうんですが、そのなかで三人の子供が『将来は漁師になりたい』と書いてくれたんです。多分初めてじゃないかと思いますが、親のことをちゃんと見て将来を考える中で漁師になるという未来を描いている子供がいたことをとてもうれしく思いました」と言います。
また今回は九州から家族で移住してきた方もいるということで、経済状況の良さが人口増や地域の活性化にしっかりと繋がることを期待したいものです。
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今日は札幌から大学の後輩が二人連れで稚内に来るというので、待ち合わせて居酒屋で一杯飲みました。
四方山話をしているうちに、一緒に来ていた25歳の青年が『実は僕、浜頓別町で開かれたオホーツク100kmウルトラマラソンに昨年参加しました」と言い出しました。
「へえ、大変だったでしょう」
「ええ、この大会は制限時間が100kmを14時間ということなのですが、私は13時間50分でゴールでき、記念になるメダルと賞状をもらいました」
「若いから体は大丈夫だったんですかね」
「それがレースの後に、土踏まずと股関節の痛みが続いて、病院へ行ったところその二カ所が疲労骨折していました(笑)」
「えーー!やっぱり過酷なんだなあ」
「でも走っている間は本当にスタッフや地元の皆さんのおもてなしが素晴らしくて、とても心地よかったんです。あれは本当に走って良かったなあと思わせてくれる素晴らしいレースだと思いますよ」
こんなところで、浜頓別つながりの若者と知り合えたとは実に面白い出会いでした。
稚内はいろいろな人を惹きつけます。