北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

上ノ国町の環状交差点(ラウンドアバウト)がもうすぐ完成(もう走れるけどね)

2019-10-04 23:45:06 | Weblog

 

 昨夜は函館に泊まって、今日は朝から江差町へと向かいました。

 江差道路事務所を訪問してご挨拶をしつつ、今話題の江差の隣町の上ノ国町のランドアバウトについて伺って、実際に現地を見学してきました。

 小雨の降る中、上ノ国町を通る国道228号線と道道5号線、それに町道が交差するところに環状に作られた交差点が見えます。

 正式な共用開始は公安委員会関連の看板などがついてからで、今月中には行われそう、実際にはもう走ることができます。

 ランドアバウトというのは交差点の一種ですが、交通を信号で制御するのではなく、環状の道路を使って侵入してきた車が環状道路を走行しながら行きたい方向に進むという交通処理をするものです。

 車が通っていないのに赤信号になって止まらざるを得ない信号制御方式に比べて同じ時間当たりではより多い交通を進めることができると言われます。

 日本語では「環状交差点」とも訳されていて、道内では旭川と釧路にあるロータリー交差点に似ていますが、ランドアバウトには信号がないことなど若干の違いがあります。

 交通ルールとしては、侵入の時はウィンカーは必要なくてランドアバウトから出るときに左ウィンカーを点滅させるのだそうです。

 またランドアバウトの道路を横断する歩行者がいる場合は、信号がない分車の方が絶対に止まらなくてはいけないのだそう。

 これはマナーの問題ではなくて、違反すると道路交通法違反でおまわりさんに捕まるというクラスの違反なんだとか。

 諸外国ではすでにいくつもの先駆的な事例があって一般的になっているようですが、日本ではまだ少数にとどまっており、まさにここの上ノ国町のランドアバウトが道内では初めてのものになりそうです。

 交差点を見ていると警備員さんが配置されていて、通る車のドライバーに「スピードを落としてください」と伝えたり、歩行者などへのサポートをしている様子。

 この方式に慣れてもらえれば、信号は必要ないし交通もスムースになりそうですが、慣れるまでは侵入前に十分にスピードを落とすことや歩行者優先の徹底などが大変かもしれません。

交通の効率化に向けてランドアバウトが当たり前になってくるかどうか、注目です。

 動画も撮影してきましたので参考までにご覧ください。

【上ノ国町 ランドアバウト 2019-10-04】
https://youtu.be/ZKbof-NsFIw

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