こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

オールフライトニッポン

2006-03-03 00:00:00 | 未分類
すみません、小説より先に、これを読んでしまいました。
柳家三太楼さん・柳家三之助さん『オールフライトニッポン』

先月の柳家小三治独演会で、三之助さんがマクラで宣伝なさっていたのです。
図書館にリクエストして手に入れたのですが、かなり面白いです。
どの話を紹介すればいいか迷うほどなのですが、解りやすいものがいいかな?

例えば、コパイロット(副操縦士)の岸本さんの話に、機内食の話が出てきました。
国際線では、ビジネスクラス、つまりCクラスと同じくらいのご飯を召し上がるそうです。
食べる時に、ボーイングは前の操縦桿があるので、膝の上に乗っけて食べるそうです。
エアバスは、テーブルがあるようです。
パイロットの黒田さんのもっと細かい説明では、しょっちゅう無線をしてなくてはいけないので、
落ち着いて食べられないんだなーと、大変さに共感しました。どのように食べるのかは、
読んでみてください。

これは、困ったお客さんの話になるのでしょうか。関西空港で、あと2分で着陸という時に、
ベルトサインが点灯してて、スチュワーデスも座っている時に、ひとりのオジサンがベルトを外して
トイレに入ってしまったそうです。
航空法的には、降りてはいけないことはなく、何もなければいいのですが、何かあれば、
安全な措置をしたかどうかが、問題になってくるようですね。
何よりも、そのオジサンがケガをしちゃうかもしれないので、また2分間悩んだ末、
再上昇をしたそうです。できるだけ急激な操作はやめて。
もう1回やり直しで着陸腹行しなきゃいけないわけですが、他にも着陸しようと待機している
飛行機はいるわけですから、順番を待たなきゃいけないんです。
この時は、たまたま飛行機が少なかったので、1回上空でくるりとまわって、すっと着陸できたわけですが、
30分とか1時間待つ可能性もありますので、このオジサンみたいなことはやめましょう。
何より危険です。

他にも、パイロットになるまでの話とか、色々面白い話がありますし、
航空整備士の山田さんの話は、飛行機自体の様々な話が聴けて面白かったです。

何というか、久々にわくわくしました。

コメント
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