春風亭小朝独演会

春風亭小朝さんの独演会に行ってきました。

まず、前座は金原亭駒春さん。おじいさまが、三代目桂三木助さんだそうです。
噺は、『転失気』
この間の柳家三之助さんと同じ噺です。こういう偶然もあるのですね。
三之助さんの小僧さんの方が、表情豊かだったかな？でも、駒春さんの素直な小僧さんもいいです。

次は、春風亭小朝さんの『涙をこらえてカラオケを』新作落語ですね。
おじいさんが亡くなったので葬式をするのですが、カラオケ好きの故人のためにカラオケ葬をするわけです。
ここで小朝さんが、別のマイクを取り出して音楽付きで、歌を歌いだします。
故人の妹に至っては、アカペラで現状に合わない歌ばかり歌い始めます。
「あなた、変わりはないですか・・・」変わり果てているから、など、結構ブラックな笑いもありました。

さて、ここで仲入りがありまして、太神楽の扇家勝丸さん。
久しぶりに、太神楽を見ることができ、楽しかったです。
染の助・染太郎師匠のように、和傘でボールやますを回すというのもありました。
観客に、ボールを投げてもらうという趣向もありましたが、座布団に座っている勝丸さんのところに
全然届かないんですから(^^;)しまいには、手で受け取って傘に乗せていました。

最後は、やはり小朝師匠の『ぼやき酒屋』やはり新作落語でした。

とても楽しかったのですが、１つは古典落語も聴きたかったなー。

そういえば仲入りの時、客の１人が古典も聴きたいけど、最近テレビでもやっていないとおっしゃっていたので、
ＮＨＫで土曜日の昼過ぎか日曜日の早朝に放送していますよ、と教えてあげたかったのですが、
変な人と思われるのは嫌だったので、言いませんでした。
落語会もほとんど無いと言っていらしたけれど、北九州市民寄席なら確実に古典落語をやってくれるんですけど。
あと、博多方面や下関もあるんだから、行きたいなら情報誌でチェックすれば、と感じました。
ま、いいんですけどね。

とても楽しい時間を過ごしたのですが、来月、桂三枝さんの独演会をどうしようかと、迷っています。
三枝さんは大ホールだから、場所によっては見づらいでしょうしねぇ。迷っています。