こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『保護プログラム』草上仁 「ミステリーズ!vol.104 2020年12月号」収録

2020-12-12 20:44:00 | 草上仁
 
マセオ・カステッリは、ある街のマフィアの序列7番目にいたが、裁判での証言と引き換えに顔と名前を変え、ファミリーの手の届かない土地で出発するチャンスを与えられた。

しかし、マセオに新生活の場として与えられた新しい街も、非合法ビジネスで肥え太り、堅気になることは無かった。

おかしいなとは思いました。
現実のアメリカで、犯罪者を更生させるために、まるきり別人として遠い地で暮らさせたら堅気になったという話を聞いた事があったので、この国では全ての街がマフィアに牛耳られているのかと。
ところが結末まで読んでみると!
なるほど!と、膝を打つ納得の論理の展開でした。
ただ、人間としては・・・どうなんでしょうねえ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする