こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『本好きの下剋上 第五部 女神の化身VI』香月美夜(ネタバラシ注意)

2022-09-14 19:55:07 | 読書感想
 
今回は、ローゼマインが王命にて王の養女となるためにヴィルフリートとの婚約が解消され、ジルヴェスターの養女でもなくなり、貴族としての両親、カルステッドとエルヴィーラの娘だけの身分となり、王都へ向かう事が、領主一族だけの報告会で伝えられた。

ここでこれまでヴィルフリートがため込んでいた不満が爆発する。
長い間、ローゼマインと比較され続けて辛かったのだ。

結局、周囲の者には情報を伏せつつ、ローゼマインが中央に行く事と誰が着いて行って、誰がエーレンフェストに残るのかも話し合われていく。

ヴィルフリートにとって、ようやく自由の身となったのは良かった面もありますが、領主としての道が閉ざされたのかな?
逆にシャルロッテとメルヒオールにも領主の道が開かれたのは、喜ばしいのかもしれませんね。

ローゼマインが可愛かったのは、側仕えと護衛騎士の身の振り方の中で、リーゼレータにおねだりするところでしょう。
神殿でも素敵な場面がありまして、ディルクの決意がとても微笑ましく、あの赤ちゃんがずいぶん大きくなったものだと感じます。

また、貴族としての実母、エルヴィーラの告白と共に明かされる、ローゼマインへの深い愛情に胸がいっぱいになりました。

下町ではルッツとトゥーリが・・・ねえ?びっくりですよ。
安心材料として、この二人が王都にも着いて来てくれそうなのにホッとしました。
一方不安材料としては、我儘放題考え無しのディートリンデが早速、操られ始めているのも怖いです。
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