こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『本好きの下剋上 第五部 女神の化身V』香月美夜(ネタバラシ注意)

2022-09-13 20:05:24 | 読書感想
 
今回、粛清で側近が減った上にフェルディナンドが王命でアーレンスバッハに行った事もあり、ジルヴェスターが目の回る忙しさだという状態から始まる。

だからー、ローゼマインが言っていたでしょう?
さらにヴィルフリートもすねているし、中央でローゼマインが神殿長を務めているうちに、ちょっとした手違い(?)で次期ツェント候補になっているし。
そう言いつつも、王子の第三夫人として求められるに至っては、ベンノやフェルディナンドに鍛えられた悪辣な(?)交渉術の腕が発揮されて、読んでいて楽しいです。
最初の巻ではマインに自分を並べて読めたものですが、どう考えてもこの域には到達できませんわ(;^_^A

まあ、王族の皆様も、自分勝手で相手の立場をちらっとも考えないご様子なので、どれだけ搾り取れるか専念しても罰は当たりませんよねえ?

実際、巻末のアドルフィーネ視点の短編でもそれは遺憾なく発揮されていますので、きっとローゼマインと悪口雑言に盛り上がれるでしょう。
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