こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

虹色ほたる 永遠の夏休み

2008-05-04 00:00:00 | 未分類
川口雅幸さん『虹色ほたる 永遠の夏休み』を読みました。

一年前に事故で父親をなくしたユウタは、小6の夏休みに一人、父との思い出の地を訪れていた。
父とよくカブトムシを取りに来ていた山奥のダムだ。
その今は使われていないダムでユウタは突然の雷雨に襲われ、足をすべらせて気を失ってしまう。

やがて目覚めたユウタは、三十年以上前にタイムスリップしていた。
そこには、小さな女の子とダムに沈んだはずの村が存在していた。

かりそめのはずのもう一つの夏休みが、忘れたくない大事な思い出になるなんて・・・。

命の重さと尊さをうったえる、温かで切ない物語でした。
宝物のようなやさしいお話です。

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