前回の『本好きの下剋上 第五部』2(かな?)の感想から過去にさかのぼって第四部の9ですね。
今回、対立する貴族たちによって神殿の聖典が盗まれた上に、目くらましに置いた偽の聖典に触ると死ぬというほどの毒を塗るという、悪意に満ちた罠まで仕掛けてきます。
結構、血なまぐさい光景もあり、だからこそ犯人の身内と言えども悪事に直接かかわりのない者、特に子供たちに対するローゼマインの慈悲の心が引き立つのでしょう。
だからといって、王命によるフェルディナンドのアーレンスバッハへの婿入りが止められるわけでなく、慌ただしくも準備を並行して進めていくこととなります。
さらに今回、一番切なくも感動的だった光景が二つありまして、一つはフェルディナンドとの別れに際して、ローゼマインが全属性の魔法陣を描いてフェルディナンドへの祝福を贈るところ。
もう一つは、ローゼマインことマインの実の弟、カミルがずいぶん成長していて、マインの本とおもちゃのせいか本好きに育ったようで、つながりが切れていないと思えて嬉しかったです。
書き下ろし短編では「思い出と別れ」で、日頃語られる事の無い灰色神官たちのフェルディナンドとローゼマインに対する気持ちが、温かくも優しいので、とても嬉しく感じられました。
今回、対立する貴族たちによって神殿の聖典が盗まれた上に、目くらましに置いた偽の聖典に触ると死ぬというほどの毒を塗るという、悪意に満ちた罠まで仕掛けてきます。
結構、血なまぐさい光景もあり、だからこそ犯人の身内と言えども悪事に直接かかわりのない者、特に子供たちに対するローゼマインの慈悲の心が引き立つのでしょう。
だからといって、王命によるフェルディナンドのアーレンスバッハへの婿入りが止められるわけでなく、慌ただしくも準備を並行して進めていくこととなります。
さらに今回、一番切なくも感動的だった光景が二つありまして、一つはフェルディナンドとの別れに際して、ローゼマインが全属性の魔法陣を描いてフェルディナンドへの祝福を贈るところ。
もう一つは、ローゼマインことマインの実の弟、カミルがずいぶん成長していて、マインの本とおもちゃのせいか本好きに育ったようで、つながりが切れていないと思えて嬉しかったです。
書き下ろし短編では「思い出と別れ」で、日頃語られる事の無い灰色神官たちのフェルディナンドとローゼマインに対する気持ちが、温かくも優しいので、とても嬉しく感じられました。
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