恩田陸さんの『ロミオとロミオは永遠に』を読みました。
ほとんどの人類が新地球に移住し、日本人だけが地球で膨大な化学物質や
産業廃棄物の処理に従事する近未来。
それから開放されるエリートへの近道は「大東京学園」の卒業総代になることであった。
過酷な入学試験レースに勝ち残ったシゲルとアキラだが、入学してからも、
極度に管理されながらの重労働の日々。
唯一の息抜きは、アンダーグラウンドでの昭和の遺物の研究や再現だった。
あれだけ苦労して、家族のことで悩んでおきながら、結末があっけらかんと即物的なのには、
笑ってしまいました。
でも、なかなか崇高な理念を抱いて生きるなんてできるものじゃないから、
この終わり方が正しいのかもしれません。
ほとんどの人類が新地球に移住し、日本人だけが地球で膨大な化学物質や
産業廃棄物の処理に従事する近未来。
それから開放されるエリートへの近道は「大東京学園」の卒業総代になることであった。
過酷な入学試験レースに勝ち残ったシゲルとアキラだが、入学してからも、
極度に管理されながらの重労働の日々。
唯一の息抜きは、アンダーグラウンドでの昭和の遺物の研究や再現だった。
あれだけ苦労して、家族のことで悩んでおきながら、結末があっけらかんと即物的なのには、
笑ってしまいました。
でも、なかなか崇高な理念を抱いて生きるなんてできるものじゃないから、
この終わり方が正しいのかもしれません。