今まで雑誌掲載されたものの、書籍化されていなかった作品の中から7作品、アンソロジー集から3作品、書き下ろしが2作品。日下三蔵氏編集の下、収録されています。
私が読んだ覚えのある作品は、アンソロジー集収録の3作品と「野生時代」掲載の中から「ハパンサペナ」です。
中でも「野生時代」の4作品は、日下氏もおっしゃるように確かに粒ぞろいの良作ですし、それぞれに全く味わいが違うのに、深い作品です。
「奇妙劇場」2作品は、これまた秀逸でかなり奇妙です。
「コットン」掲載の「犬のプレゼント」は犬本人の立場からするともっともなのですが、どこか釈然としないものもあります。人間の立場からしか見られない、頭の固い人間なのでしょうね。
「小説中公」掲載の「自分殺し」は妙に現在の時流に合う面がありますし、「妻の味」は深読みがいくらでもできそうですし、逆に単純明快かもしれず解釈が難しいですね。
「SFバカ本」収録の「皮まで愛して」は、草上さんには珍しくエロ・グロ・ナンセンスではありますが、結末がカラッと笑えました。
書き下ろしの「バディ」と「ワクチン」について、前者は文明の発達した昆虫と虫媒花の世界がとても面白く、後者はワクチンについての深い考察がとても興味深かったです。
ちなみに、「シノヅカ教授に千点」と言いそうになったのは内緒です。(篠沢教授ですしね)
最後に日下氏のあとがきによると、やはりこちらでも相変わらず草上さんは新作を次々と送っていらっしゃるとの事。
「異形コレクション」でも、おやりだったとご本人からのメールで伺っておりますし、それぞれの編集者様方には大変とは思いますが、できれば出版してくださると嬉しいです。
「異形コレクション 草上仁 敗者復活篇」とかね?
よろしくお願いいたします。
私が読んだ覚えのある作品は、アンソロジー集収録の3作品と「野生時代」掲載の中から「ハパンサペナ」です。
中でも「野生時代」の4作品は、日下氏もおっしゃるように確かに粒ぞろいの良作ですし、それぞれに全く味わいが違うのに、深い作品です。
「奇妙劇場」2作品は、これまた秀逸でかなり奇妙です。
「コットン」掲載の「犬のプレゼント」は犬本人の立場からするともっともなのですが、どこか釈然としないものもあります。人間の立場からしか見られない、頭の固い人間なのでしょうね。
「小説中公」掲載の「自分殺し」は妙に現在の時流に合う面がありますし、「妻の味」は深読みがいくらでもできそうですし、逆に単純明快かもしれず解釈が難しいですね。
「SFバカ本」収録の「皮まで愛して」は、草上さんには珍しくエロ・グロ・ナンセンスではありますが、結末がカラッと笑えました。
書き下ろしの「バディ」と「ワクチン」について、前者は文明の発達した昆虫と虫媒花の世界がとても面白く、後者はワクチンについての深い考察がとても興味深かったです。
ちなみに、「シノヅカ教授に千点」と言いそうになったのは内緒です。(篠沢教授ですしね)
最後に日下氏のあとがきによると、やはりこちらでも相変わらず草上さんは新作を次々と送っていらっしゃるとの事。
「異形コレクション」でも、おやりだったとご本人からのメールで伺っておりますし、それぞれの編集者様方には大変とは思いますが、できれば出版してくださると嬉しいです。
「異形コレクション 草上仁 敗者復活篇」とかね?
よろしくお願いいたします。
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