『駅と、その町』眉村卓

国鉄と陽急電鉄が乗り入れている立身駅と、その周辺の町で起こる奇妙な出来事。

戦後の好景気からオイルショック、そして国鉄がＪＲに変わっていくという時代に、立身も、どんどん変化していった。

初めは変化に抵抗していた土地の者と魔性のものが、このあと、どうなっていったのか？

あまり閉鎖的な町も息が詰まりますが、この時代、古きよきものも破壊していったんですよね。
ゆっくりと考えながら変化して、よきものは残すということは・・・難しかったですね。
みんながみんな、新しくて清潔なものを求めて邁進していたんですから。
ただ、これから先、乱開発はしないようにしてほしいものです。

駅と、その町 (双葉文庫) 価格：￥ 630（税込） 発売日：2013-02-14

駅と、その町

眉村卓さんの『駅と、その町』を読みました。

国鉄と陽急電鉄が乗り入れている立身駅と、その周辺の町で起こる奇妙な出来事。

戦後の好景気からオイルショック、そして国鉄がＪＲに変わっていくという時代に、
立身も、どんどん変化していった。

初めは変化に抵抗していた土地の者と魔性のものが、このあと、どうなっていったのか？

あまり閉鎖的な町も息が詰まりますが、この時代、古きよきものも破壊していったんですよね。
ゆっくりと考えながら変化して、よきものは残すということは・・・難しかったですね。
みんながみんな、新しくて清潔なものを求めて邁進していたんですから。
ただ、これから先、乱開発はしないようにしてほしいものです。

『桜の首飾り』千早茜

管狐を持つ初老の男性と過ごす、公園での昼休み。
花見の場所取りで出会った裸足の女性。
ステージママの母親を嫌う小学生の娘。
など、どの物語にもつながりはありませんが、桜の花に彩られています。
読んでいてやりきれない思いもするのですが、とても惹きつけられる面もあります。
少し複雑な気分にさせられる短編集です。

桜の首飾り 価格：￥ 1,365（税込） 発売日：2013-02-07

桜の首飾り

千早茜さんの『桜の首飾り』を読みました。

管狐を持つ初老の男性と過ごす、公園での昼休み。
花見の場所取りで出会った裸足の女性。
ステージママの母親を嫌う小学生の娘。
など、どの物語にもつながりはありませんが、桜の花に彩られています。
読んでいてやりきれない思いもするのですが、とても惹きつけられる面もあります。
少し複雑な気分にさせられる短編集です。

『ＭＭ９―ｄｅｓｔｒｕｃｔｉｏｎ―』山本弘

『ＭＭ９』第三弾です。
前回の話から２日後、一騎と亜紀子、そしてヒメは茨城県内のとある神社に護送された。
その間にも、チルソギーニャ遊星人は地球侵略のため、最強の宇宙怪獣を送り込もうとしていた。

今回は、古代神話について世界規模で深く考察しており、とても面白く読めます。
しかもヒメは、幼虫のような状態だというのです。
羽化したヒメが何者なのかは、読んでみてのお楽しみ。
今までで一番面白いかも？

MM9-destruction- (創元日本SF叢書) 価格：￥ 1,995（税込） 発売日：2013-05-30