こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

コミックス『理系パパ』高世えり子

2016-10-26 19:24:34 | アニメ・コミック・ゲーム
高世さんがN島クン以外の理系パパの話も描いてみたいと思っていたら、とあるママ友さんの輪に入れてもらったときに、みんな理系夫持ちだということが分かり、許可をもらって、それらのエピソードを描くことになってできたエッセイコミックスだそうです。

O田家のご主人は、考えすぎて行動が誤解を生んでいるというか、ご本人曰く、思考のベクトルが違うんだそうで。
あと、子どもに関しては、観察と実験の対象みたいで(汗)
子どもについては、理系パパの対応が一致していて笑えました。

今回、一番タメになったのが、仕事で「超免疫不全マウス」を扱っているMさんのお話で、病気感染防止のエキスパートでした。

あと、子どもの「なんで?」への対応で、パパが子どもに聞き返し続けることで、話がふくらみまくって全然違う答えにふたりで納得して終わる、というのにも笑わせていただきました。
た、確かに科学的ではないけれど、想像力が発達して、それはそれでいいように思えます。

他にも、色々と変わったエピソード満載で、とても楽しめました。
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『気まぐれ星からの伝言』星新一

2016-10-25 19:37:07 | 読書感想
この本は、今までの本に未収録のエッセイ・小説・翻訳・インタビュー・対談・お便り・メッセージなどが収録されています。
さらに、現役作家の方々による星作品の解説も載っています。

中でも私が一番面白く思い、嬉しかったのが、第一回~第三回までの奇想天外SF新人賞選考会の記録です。
どの回も、星、小松、筒井、三氏それぞれがご自分の意見を表明されていました。
ただ第一回で、星さんが新井素子さんを熱く推されていたのを(文章とはいえ)目の当たりにすることができ、感無量です。
星さんのおかげで、素子さんの作品が読めるわけで、本当にありがたいです。

一方、気になるのは大和眞也さんで、もし書いて下さる気があるのなら、よくある本のアンケート葉書でよければ、プッシュしますのに。ジュゼシリーズが大好きなんですよ。本当にささやかな応援しかできませんが、読みたいです。

話が本題から逸れてしまいましたが、私にとって星新一さんは、こんな面白い世界があるんだよ、とSFを教え導いて下さった方。
世界一好きな小説家と言っても過言ではないくらいです。

私がSFファンとして、コアなのか辺境にいるのかはともかく、星さんはSF作家ナンバー1の位置におられる方だと思っています。
そんなわけで、お勧めの本です。
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ちょっと、いや、大分嬉しいです。

2016-10-24 19:43:29 | 本と雑誌


SFマガジン2016年12月号てれぽーと欄に、私の投稿が採用されました。

ちょっと・・・いや、大分嬉しいです。
ただ、これが載ったからといって、草上さんの作品が多く載るわけではないのですが、投稿するようなファンがいるということを、SFマガジンの編集部の方々に気に留めていただけると、ゆくゆくは・・・と考えてしまうわけですよ。

実際、面白い物語でしたし、続編が読みたいです。
早川書房から、この12月号が届きました。
しばらくは、にやにやしているのかもしれません。
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『タスキメシ』額賀澪

2016-10-23 19:36:43 | 読書感想
陸上部に所属している眞家早馬は、高校二年の秋、全国高等学校駅伝競走大会の関東大会直前に、右膝を剥離骨折した。
膝の手術をして、リハビリをして、日常生活が送れるようになったのが春先。
少しづつ距離を延ばし、怪我をする前の感覚を取り戻し、徐々に競技に戻ってくるはずだった。
しかし五月に入ってから、早馬のそんな生活に余計なものが加わった。
同じく陸上をしている弟の春馬は、早馬が女子生徒と調理実習室で料理に取り組んでいるのが不満だった。

しかも早馬は、大学には一般入試で入り、将来は管理栄養士になるつもりらしいのだ。
本当に早馬はここで陸上を辞めるのか?

腑抜けのようになった早馬が、周りの様々な思惑により、慰められ励まされ、最後には気合を入れられて(?)立ち直っていく様が描かれています。
この女子生徒・伊坂都とともに料理をすることで、お互いに助け合うことになったのでしょうね。
ただ、都の不純な動機で、タイミングが良かったとはいえ喝を入れることになったのは、 いいことなのかどうなのか・・・。
物語だからうまくいったものの、現実に試して失敗したら目も当てられない結果もあるので、普通は真似しない方がいいのかもしれません。

この本は、今年の高校の課題図書に選ばれたとかで、感想を書くのもやりにくいですねえ。
内容も、学校の先生方が喜びそうな答が導き出されやすそうで、著者はそんなつもりはなくとも選んだ人の思惑が透けて見えて、嫌でした。
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レディスやはたフェスティバル二〇一六 能舞台でお待ちしています 落語と紙切り

2016-10-22 19:40:47 | 落語


北九州市立西部勤労婦人センター、レディスやはたで開催されている「レディスやはた フェスティバル」に行ってきました。

目的は、素人さんとはいえ「落語と紙切り」でして、この建物の二階にある能舞台で「宗像落語会」の皆さんが古典落語と紙切りを披露してくださいました。

番組

一、落語「転失気」 粗忽家酔書

一、落語「松竹梅」 粗忽家酔馬

一、紙切り    粗忽家酔書

一、落語「たいこ腹」粗忽家酔泉

     三味線 紫よい

酔書さんが一番、芸歴が長く、酔馬さんが七、八年、酔泉さんが二、三年だそうです。
この順番なのは、酔泉さんが八幡東区出身だからだそうです。

やはり一番面白かったのは、酔書さんでした。
皆さん、本業がありつつ落語の稽古をされているようで、落語が本業の皆さんよりは面白いとは言えないのですが、楽しめました。
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