こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『水上博物館アケローンの夜』蒼月海里

2019-04-06 19:47:21 | 読書感想
東雲出流は、大学生。
入学後のカリキュラムを組む際、意外と選択肢がある事でどうすべきか分からなくなり、逆に怖くなってしまった。
そんな漠然とした不安に押しつぶされそうだった出流は、東京国立博物館で水にのまれ溺れそうなところを、嘆きの川の渡し守である朧に助けられた。

ところが、出流だけでなく博物館の広報担当の二階堂さんまで助けていた朧が、間もなく消えようとしているという。
それを知った出流は、朧を助けたいと思うが。

日本の出土品が出てくる話の流れから日本の神々かと思いきや、いまや地元でもあがめられる事のなくなった世界の住人だとは思いませんでした。
あの結末からすると、まだまだ続きが書けそうに思えるのですが、どうなるのでしょうね。
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第22回柳亭燕路一座 春の九州公演

2019-04-03 20:21:45 | 落語
今日4/3水曜日に、門司港近くの寺「西照寺」で、「お花見寄席」が開催されました。

門司港駅近くのバス停から、西鉄バスで5、6分かなあ?葛葉というバス停の真ん前のお寺です。
こじんまりした、アットホームな感じがするところで、桜の木がちょうど見頃な具合に咲いていました。

結果的には1時間前に着いたのですが、今回は、かなり早めに自宅を出たのが良かったです。
鹿児島本線が、香椎あたりの線路で人身事故があったとかで、50分以上遅れていました。
私自身の待ち時間は、20分くらいだったのですが、時間通りにいらしていた方々は、大変だったと思います。

さて、本題ですが、今回、前座、というか二つ目で柳亭市弥さん、ゲストで太神楽の鏡味仙志郎さんがいらしていて、楽しませてくださいました。

まず、初めは、市弥さんの「転失気」で、くすくす笑いが、初めから終わりまで続いていました。

次には、燕路さんの「抜け雀」
宿の主人の名前が相模屋喜兵衛で、絵師が狩野派の人でした。
これは、どうでもいい情報ですけど。

ここで、仲入りがありまして、太神楽で、仙志郎さんが和傘などを使った芸を、賑やかに華やかに見せてくださいました。ハラハラしつつも、めでたい芸です。

最後に再び、燕路さんが「火事息子」を演ってくださいまして、とても楽しい時間を過ごせました。

何でも今回は、会のあとに花見があるとかで、会費500円を支払うと、檀家さんの奥様方お手製のご馳走と、飲み物で楽しめたらしいです。

ご近所なら考えますけど、列車の事もありましたので、遠慮させていただきました。

かぶりつきで見ることができたのもあって、とても楽しかったです。
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『妖怪奉行所の多忙な毎日 妖怪の子預かります7』廣嶋玲子

2019-04-01 19:54:26 | 読書感想
烏天狗、飛黒の双子の息子、右京と左京は、忙しい母に会えない事でしおれていた。
それを見ていた飛黒は、双子を慰めようと勤め先の奉行所でお役目を果たす様子を見せに連れていく事にした。

夫婦喧嘩の仲裁をしたり、書庫で記録の見定めをしたりと、楽しみながらも真面目に働く双子。
しかし、その中のいくつかのトラブルは、津弓や弥助をも巻き込む大きな事件の前兆だった。

初めは、蓬白玉などを3人で作ったり、とてもほのぼのした様子だったのに、何がどうしてこうなったのでしょうか?
まあ、大きな事件の行方は、次巻に持ち越しですし、今回は、巻末の双子の母の活躍を楽しむ事にしました。
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