蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

そば 螢

2007年11月10日 | 安曇野を離れて
小谷村の山中に6月開店のそば屋さんがある

雨飾山や鎌池へ行く山道で看板を発見することが出来る

若い店主は小谷村山村留学生(18年前らしい)で、都会でのそば打ち修行を終え、学んだ学校近くへ里帰りしての開店だという。
うきうきする話だと思いません?
何年も前に、山村留学についてテレビニュースで見たことがあり、その頃思ったもんだ。「親の決断が偉いよ」・・・・と

さて行ってきました
R148の白馬を通過し、小谷村に入って中土トンネルを出るとすぐの信号を右折(東入る)
角に「小谷温泉⇒」の看板があり、すぐまたトンネルに入る。
クネクネと山道を走ること15分くらい。
ここが「螢」  Pが点在しておりどこが入口が分からないが、煙たなびく煙突がある建物がそのそば屋さん
  ここは店の裏にあたる

正面玄関。草木染め暖簾の色が風景にマッチして素晴らしい

早く着いたので庭をみていると、薪小屋の端にランプがぶら下がっている
ひょっとして?

予想的中。屋内すべてランプ。古家具や火鉢も適材適所
隣のテーブル席の若者4人が「築120年で内装だけしたんだよ」と話していた
若い仲間の応援客とみえる

こんな山中の店に、口コミだろうか?平日にもかかわらず、テーブルは満席で老若男女18名がの~んびりそばの到着を待っている
勿論新そば。緑がかった”蛍の緑”は皮剥き。”深里”は黒くて皮ごとひいたそば
少なくして、なら-------50円引き。大盛りで、なら------プラス100円
”ここだけ野菜天ぷら”は地元の野菜で、本日はマイタケ、茄子、みょうが、ゴボウ、ししとう、さつまいも、かぼちゃ。580円で一人分には多すぎた
箸袋には店名の印刷なし。今後リユース箸になるといいね

ガラスの向こうにはかまど。薪で茹でているんだ。覗いたトイレのドアの上には”古式トイレ”

今年は11月11日(日)までの営業で、来年はゴールデンウィーク突入時から営業です
電話:0261-85-1810  定休は火水曜日と冬季休業
たぶん雨飾山にはまだ雪が残っているだろう来年の初夏に、是非でかけたい

満腹で下った景色は、訪ねるには楽しいが住んでる方はどうだろう?

■おせっかい
「螢」の命名理由を聞きたいが、店が忙しすぎてゆっくり話が出来ない。
この山里は夏の夜に蛍が舞う!?
『北の国から』の五郎さんと蛍ちゃんに憧れていた!?
山村留学時代の仲間に可愛い蛍という生徒がいた?
余計なお世話だ
■余計なおまけ
我が家の梁と玄関の戸は、北小谷の土蔵から嫁入りしてきたので親近感もひとしお


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ブナ林ふたたび

2007年11月08日 | トレッキング
今日は立冬。ブルブルッ朝7時の外気温3℃、昼間は17度と暖かかったんだけど

先日、機会到来で近場の里山「四阿屋山」へ行ってきた
山頂の東側は息をのむ大きなブナの林

標高1387メートルの四阿屋山は四ケ村(坂井村、本城村、坂北村、麻績村)の境界にあり「四ケ村の屋根の四阿屋である」という。
上田市には深田・日本百名山の「四阿山」があるが、これも”あずまやさん”と読む。紛らわしい

登山口までの標高があったので、行程は登り1.5時間下り1時間のゆったりコースだった。
沢のような窪地沿いに登るが、枯葉のカーペットで頂上近くになると湿気をたっぷり含み、けっこう滑る

登山口から2番目の鳥居とそばにある祠。村民に親しまれている信仰の山のようだ

開けた見晴らし台と第3の鳥居を越え、急階段をあがると古びた社殿があり、その裏はもう山頂だ
写真左:坂井村指定天然記念物「四阿屋山ブナの原生林」の後斜面にブナ林が広がる
写真右:行程時間が短いので同行メンバー持参のコンロで湯を沸かし、『カップおこわ』を食す

晴天だと北アルプスも見渡せるらしいが、当日はこの画像が精一杯。ど真ん中の薄黒い三角が常念岳

ここが頂上!の標識がない。三角点の石はあったので、風雪に木が腐ったのか?はたまた近くに炭あとがあったから焚き火にしたか?まさか~とは思いたい

写真左:幹が束になったブナの兄弟
写真右:古い大きな幹の中は空洞で、大人が座禅を組めそうな広さ(鍋倉山の森太郎も空洞だって)
山にエイ?
  落ち葉拾いも楽しいもんだ

新緑の頃、また鍋倉山と四阿屋山に登りたい。きっと美しいだろうなぁ・・・・

余談
飯山市図書館から借りた「なべくら山の森太郎」。絵本仕立てだが、資料としてもよく出来ている

森林インストラクターの資格取得に挑戦している大阪の友人から「ブログ見た。森太郎の本をプレゼントするよ~」
ほんの半日違いだった
■どっちも正しい?
先日の森太郎と森姫記事内で”森太郎”はNHKのドキュメンタリー制作の際命名されたと書いたが、本には昭和50年初頭から地元の人々が「森太郎」と名づけ親しまれていると書かれていました

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落花生と胡桃

2007年11月06日 | 暮らしの積み木
ちょっとバカにしていた胡桃にこのたび敬服している
レシピを探すと、不飽和脂肪酸を含み、なんと「納豆と胡桃」は相性バツグン。
コレステロールをやっつけてくれるって。信じよう
早速試す

ほほう-------食感は問題なし。練り辛子、練りわさび、しょうが汁、青のりなどをくわえても良さそうだ

■頂いた生胡桃を炭火コンロと鉄なべで近火の中火で30分ローストすると
  ほれこの通り
根気よく殻を剥くと、渋川が茶色くなり香ばしい。市販の胡桃と同じだ


■落花生もコンロで煎る
  遠火の弱火で焦げ目がつくまで10分
しかしこげすぎて美味しくない。そこで
殻ごと遠火の弱火で15分煎ってみる
  せっせ、せっせと殻を剥き

ほ~大成功

ほどよく香りがあり、渋皮ごとたべると栄養もありそう

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県立こども病院のカリヨン

2007年11月04日 | 安曇野とその周辺
難病の子供を預かるこども病院は全国にいくつあるのだろう?
豊科にある長野県立こども病院はその外観においても有名です

山頂や高台にある温泉旅館や露天風呂からも、赤い屋根がよく見える安曇野のランドマークだ

戦後の映画『鐘の鳴る丘』のモデルになった有明高原寮(穂高)の赤い屋根と時計台をイメージしています

11月2日こども病院の中庭で、松本にあるNPO法人「いのちと平和の森」から贈呈されたカリヨン除幕式があった。『新老人の会』から『小さな命を守るこども病院』へバトンタッチされたのです。ちょっといい話でしょ。
建設当時(平成5年)は資金難から時計台上に鐘が掛けられなかったが、松本市内の新施設モニュメントとして設置予定の鐘を変更しての贈呈だ。
オランダ製のブロンズ16鐘で朝8時半と正午、午後5時の3回、安曇野の空に鳴り響きます。式典の最後にメイン曲となる三善晃作曲「母子のための音楽」(朝夕)とほかに四季を通じて演奏される「早春賦」や「鐘の鳴る丘」「大きな古時計」ほか全19曲(正午)が披露された
  病院スタッフの”手づくりクス玉”も無事に割れて・・・
当日はえらく冷え込み屋外での式典はきつかったけど、年配の議員さんたちや一般出席者、病院の先生や看護士、メディア・スタッフなど約100人はがんばって最後まで参加していました。ホカロンの配布や希望者にはひざ掛けも用意されて、さすが老人と子供を大切にする関係者ならではの配慮でした。

帰りがけに振り返り東側からも見て、改めて建物のデザインに感心した。
大きい窓も小さい窓も窓枠の丸みが柔らかいのだ


付録
カリヨン制作費がまだ不足しており、寄付を募っているとのことでした
連絡先の柳沢さん(026・239・7555)はきりえ作家です。
村井知事からのメッセージや菅谷松本市長の参列を確認しております、ハイ
振り込め詐欺ではありません。上記電話番号へご連絡を。

おまけ1
参加者には資料のほかにCD「子供に聴かせたい世界のメロディ」がプレゼントされました。ウフフ
おまけ2
大阪の京阪電車守口駅に繋がる陸橋にカリヨンの鳴る塔がある。12時と夕方に聞いた記憶があります。カリヨンはなかなか情緒ある音色です
おまけ3
カメラを忘れて、全て携帯電話カメラ(デジカメ機能)です。性能アップには驚くばかりですな

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「偉い人より良き人に」

2007年11月02日 | 安曇野とその周辺
今朝6時の外気温10度、こんなもんかな?
話はちょっと逆登るが、穂高が誇る教育者である『井口喜源治』さんのお孫さんと話をする機会があり、9月にシアトルへ旅行された話を伺いました。
井口喜源治記念館で得ていた知識だけだったが、多くの賢明な良識人を輩出した私塾の創設者である。800人の卒業生の中から実に72名がシアトルに移民し穂高倶楽部を結成して厳しい米国社会を、また太平洋戦争を生き抜いてきた成功者たちの子孫と会合をもたれたという。
当地で紹介された新聞「北米報知」に
喜源治の「偉い人より良き人に」の精神を受け継いだことが現在の成功につながっていると記事にある

一行はJTBの手配旅行でしたが、成田空港カウンターではこんな掲示板を掛けてくれたと、写真をいただいた
  関係者の方がたにとっては嬉しい配慮だと思う

昨今のキレる老若男女を思うにつけ、偉い人どころか良き人であり続ける難しさに心が重くなります
我儘な良き人になれない私が、ウンチク垂れるのも不謹慎ですが・・・・

■余談
井口さんからポポーという初めて見る果物をいただきました。

日本では明治27~28年頃から栽培されており全国各地で育つそうです。
北米原産で、バナナを剥くように皮をはぎ食べますが、実は柔らかく味は甘くてクリーミー、熱帯果実の雰囲気をもっている(写真撮影を忘れた)
苗を植えるならは、ちょうど今頃ではないかな?

■おまけ
池田のお馴染み美容院のスタッフ(女性)が「長野県はUターン者が全国一だそうですよ」という。
テレビや新聞で見ても、学校生活の中にいも栽培や収穫・調理、もち米作りからもちつきなどの農作業や、山の間伐作業を実践するプログラムが多いです。
蛍の幼虫を放して夏に鑑賞するというのもありました。
先日驚いたのは、マツタケを収穫したよ~。でも11本だけだから生徒だけにプレゼントだって。山の小さい学校ならではだ。
さもありなん、青年や親になって子供に同じ思いを伝えたいと帰郷するんだろうね。
東京~京都~大阪と都会の真ん中で人生を過ごした私には、いまやここ安曇野がふ・る・さ・とだで。たとえ見て聞いて歩くだけの田舎暮らしごっこでもね

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大カエデ

2007年11月01日 | 安曇野とその周辺
隣というか我が家から高瀬川をはさんで真向かいの池田町・大峰高原に立派なカエデがあることは2年前から知っていた。”ふ~ん”だったが、鍋倉山のブナに味をしめ紅葉見物に出かけた

斜面に踏ん張りなんと愛しく美しいことよ(ここは私有地です)

全体像はこうだ
  遥かかなたに山並みも
人間と比べてみても・・・・・・・でかい
現地立て看板から
昭和22年開拓団に発見され、開墾の際、この楓の根はどうにもならず、思案の末、耕地の陽当たりを考え根から幹1mを残し丸坊主にし、中央に残したそうです。昭和43年、大峰牧場ができ、上に道を作った際、盆栽のように立派になったこの楓が再発見され今日に至る。海抜1000mに位置し、フォッサマグナが下を通り、豊穣な火山灰地とくぼ地が根の栄養を集めて、山もみじとしては奇跡的な大樹に成長した。

身体測定
樹齢200年から250年くらいで高さ13m、四方に伸ばした枝先の直径約15m、幹回り3m25 あるという
  
■高原に 大なり良なり 大カエデ

さらに大町方面へゆくと白樺の森あり
ツツジも鮮やか
写真右はトイレの内部
正面の棚には予備ペーパー、ティシュー、柿の枝まで飾ってあるが照明のスイッチが見あたらない。
貼り紙には『用便を足すときは、一歩前進してホールをねらってください』とある。気持ちはわかるけど、真っ暗で自身がホールに落ちそう・・・・
電気ほしいよ。結局ドアに隙間をあけて”小”を済ませたけど

下山し美容院の予約時間には早いので池田ハーブセンター隣にあるビストロchamomile 電話0261-85-7663へ立ち寄った。
地元の野菜や黒豚を使った新しいレストランですが、味、サービス、価格ともまだまだ発展途上でした(ハーブセンターの経営でなく有志によるカモミールの会)ガンバッテ~


おまけ
池田ハーブセンターのトイレ(女子用しか知らない)天井にはドライハーブがぶら下がっています。大峰高原のトイレよ、ここまで要求しないけど照明だけは付けてください


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