昨年、公開されて大好評を博した映画「13人の刺客」。
残念ながら見逃しましたので、その脚本をもとに「大石 直紀」氏が書き下ろしたノベライズ版を読みました~~♪
最初は「暇つぶし」になれば・・・と思っていたのですが、読み始めたら「おもしろい」!
止まらなくなり、一気に読んでしまいました~~(笑)。
『 時の将軍の弟でありながら、残虐な性格で、罪なき民を殺傷することを日茶飯事とする藩主・暴君の数々のふるまいを、命を以って訴えた家老の切腹自害。
このままでは幕府の存亡に関わると判断した老中は、その藩主の暗殺を「十三人の侍」に命じたのです。
狙うのは、江戸から藩へ向かう参勤交代の道中。
刺客のまとめ役の新左衛門と、藩主の守り役御用人の半兵衛は、共に剣の修行に励んだ親友・・・。
二人は、運命の皮肉を呪いながらも、それぞれの任を果すのです 』
多分、映像であったら、かなりきわどいというか目を覆いたくなるような場面であろうことが想像できる文書・・・。
怖い表現に、息をのみつつ、ページを閉じる事無く読み続けてしまいました!
十三人の侍の働きぶりにみられる「サムライ」としての心構えの潔さも、よく描かれていました。
そして、たった一人、生残った若いサムライ・・・、
彼が「愛」に生きる道を選んだことにほっとしました~~。
徳川幕府が消滅する23年前のお話です。