prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「サスペリア・テルザ 最後の魔女」

2009年11月11日 | 映画
サスペリア・テルザ 最後の魔女 [DVD]

ABSORD MUSIC JAPAN(K)(D)

このアイテムの詳細を見る

同じダリオ・アルジェント監督作「インフェルノ」に出てきた三人の母というのが、同作と「サスペリア」そしてこれにそれぞれ割り振られているわけ。三部作というわけだが、もともと設定などあってないようなもので、どうということもない。

血みどろの殺し場は相変わらず盛大。あまりに盛大で笑ってしまうくらい。
魔女が跳梁することで世界がえらいことになるとお話の上では煽っているのだけれど、そのイメージがせいぜい車を壊したり変な女の集団が跋扈したりといった程度のちゃちなもの。魔女のやられ方も、「サスペリア」同様あっけない。
しかし、文句言いながらなんか見ちゃいますね。あるじぇんと映画は。

いきなり厚化粧したタヌキみたいな東洋人の女が現れて日本語を話すのにびっくり。ローマ在住の市川純という人でした。
アーシア・アルジェントがちと歳をくっていたぶりがいが落ちているのが残念。
ウド・キアが髪だけ白くなって登場。顔はあまり変わらず。
(☆☆★★)


本ホームページ


サスペリア・テルザ 最後の魔女@映画生活