prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ホワイトアウト」

2009年11月09日 | 映画
吹き込んできた吹雪で落ちて割れたコーヒーカップの中身が一瞬で凍ってしまったり、素手で金属を触ってしまいはりついた皮どころか肉ごとひっぺがすあたり、寒さ=痛さの表現がなかなか強烈。
猛吹雪による「ピンポン玉の中にいるよう」なホワイトアウトそのものは映像にしようがないのだが、その寸前まで迫っている。

オープニング、もこもこの重装備のケイト・ベッキンセールが室内で順々に服を脱いでいってシャワーを浴びるのが軽いストリップ調のサービス。「南極料理人」の女っ気のなさとはえらい違い。

犯人は誰かとか旧ソ連の爆撃機に積まれたお宝とは何か、という謎解きや、氷の下に埋まもれ爆撃機の中からどうやって脱出するのかといった小技が豊富で、それほど斬新なものはなくても飽きさせない。
(☆☆☆)


本ホームページ


ホワイトアウト - goo 映画