prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ゼロ・ダーク・サーティ」

2013年03月03日 | 映画
拷問シーンが問題になったというので注目(あるいは期待?)していたのだが、「24」でも描かれていたやり方だったので、それ自体はあまり驚かなかった。実際に行われている方法を再現したということだろう。
むしろクライマックスで巻き添えをくって撃たれた取り巻きにいちいち確実にとどめをさすのがごく短く何度も描かれて、完全に反撃や自爆の巻き添えをくわないためのマニュアルになっているのがわかるのが怖い。

ヒロインが初め抵抗を示していたのがだんだん慣れてくるあたり、特におどろおどろしく描いていない分、取り巻く非情な世界の分厚さを感じさせる。
男勝りにタフ、というのではなく男とは別の感覚でタフ。監督のキャスリン・ビグローもそうなのだろう。

ビンラディンの死体をほとんど見せない。部分的に見慣れた髭が見えるから誰であるかははっきりわかるが、死体を見せることで何かけりがついたような錯覚を覚えさせるのを否定している。
映画自体、二時間半を越す長尺にも関わらず、現実同様に達成感は薄い。
(☆☆☆★★)


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ゼロ・ダーク・サーティ - goo 映画

3月2日(土)のつぶやき

2013年03月03日 | Weblog

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早稲田松竹にて。「夜の大捜査線」「フレンチコネクション」「イージーライダー」「真夜中のカーボーイ」など、いかにも名画座らしい番組が並んでいます。午前十時の映画祭用に焼いたプリントかな。 pic.twitter.com/1C07Z6RXMT


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というか、もともと中国人的な発想のような気がする。かなりの程度、中国側がやっていた処刑法を日本軍がやったことにしたように。


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