タイトルにエロチックとついている割にあまりエロな描写はないのだな。
散歩者、つまり覗き屋というと男というイメージなのをかなり女にしているのが、今風というか。子供も出てきて、それも児童保護法を守っている範囲の扱いだから、女子供が絡んでいい範囲の健全な方にいってます。成人指定でもないし。
屋根裏の場面はちょっとで、アウトドアのシーンがかなり多い。
いどあきお脚本・田中登監督と薩川昭夫脚本・実相寺昭雄監督で二度映画化されているけれど、エロも耽美性も正直今回が一番薄い。
題材からしてどんとセットを作って撮らないとできない題材だと思うが、撮影所の力のバックアップが時を追う毎に薄れていくのが見て取れる。