歌だけ聞いているとまったく区別がつかない、コピーでオリジナリティがないではないかという批判はできるし、歌っている当人も自分のオリジナル曲がまったく評価されていないのに不満な様子を見せる。
客がそれを求めているから、商業的な要請だといってしまえばそれまでだし、オリジナル曲をそれほど聴きたいわけではないのだが、コピーとオリジナルの距離というのはどういうものなのだろうと思う。
ゴルゴ13に出てきた絵画の贋作者のセリフで「よくできた贋作と真作の間に、芸術的には何の差もない。しかし価格には何万倍もの差がつく」というのがあった。違わなくてはいいではないかというのと、やはり別のものは別のものではないかと、どちらともいえる。
ジャーニーというバンドの名前はもちろん知っていたし、ヒット曲も知っていたけれど、曲と名前とが結びついていたけれど、思い入れがないだけに完璧なコピーを要求するという需要がいまひとつわからない。
これが日本人のボーカルで、これだけ完璧にコピーできたかどうか、見当がつかない。できそうにないが、できないと断言する根拠もない。ただ、中途半端に日本国内の市場があるので、そうする必要はあまりないように思える。
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ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン@ぴあ映画生活
ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン@MovieWalker