prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ダイ・ハード/ラスト・デイ」

2013年03月07日 | 映画
試写のあと宣伝部が記事を書くのを待ってもらったというので、よっぽど出来に自信がないのかと思ったら、そういう面もあるけどそれだけではなかった。なるほど書きにくいわ。

ロシアを舞台にしたのも製作費削減のためというだけではないのだね。アメリカでも(あるいは日本でも)本当はよかったのだが、しれっとして途中から完全にアメリカは関係ないことになった。
エンドタイトル、ロシアとハンガリーで製作されたらしくて東欧系の名前がたくさん並ぶ。「推理作家ポー 最期の5日間」もハンガリーで撮っていた。アメリカ映画のアウトソーシングはますます進むだろう。

最初の見せ場のカーアクション、とんでもなく荒っぽい暴走を見せるのでアメリカ人がよその国で何を好き勝手をやってるのかと思ったが、考えてみるとロシアの車の乱暴な運転ぶりがYouTubeにアップされて話題になること多いから、そのイメージに合わせたって面があるのかもしれない。ロシアに落ちた隕石の映像は、運転が乱暴なので交通事故の証拠用にまわしているカメラに映ったものがかなりあるという。

廃墟のデザインだけタルコフスキーの「ストーカー」みたい。知らずにすごい危ない真似をしているかもしれないところも意識してないだろうが似てしまっている。

しかしマクレーンの子供が二人出てきたけれど、1、2で出てきた奥さんどうなったのだろう。4だったかで離婚したことになっていた気がするけれど、忘れてしまった。子供についてはこれまで描きこまれたことがないからかなり唐突。
今回は雑ながら親子の不和と和解がマクレーン親子ともう一組の親子にわたって絡み合うように変奏されるドラマという体裁になっています。

ロシアの悪役の一人がアメリカ人は嫌いだと言いながらバッグス・バニー式に生のニンジンを齧っていたりタップ・ダンスを踊ったりしている。しかしどちらもいささか古くありませんか。ロシア人が見たらどう映るか。

原題はA Good Day to Die Hard。A Good Day to Die(アメリカ先住民の死生観を表す言葉とされる)をもじったのだろう。
(☆☆☆)

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ダイ・ハード/ラスト・デイ@ぴあ映画生活


3月6日(水)のつぶやき

2013年03月07日 | Weblog

【PC遠隔操作事件】警察も検察も、これで大丈夫なのか…(江川 紹子) bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/201… メンツや権威を守ろうとしてかえって損なっているみたい。


脱税で逮捕された丸源ビル元社長の川本源司郎容疑者は、小林正樹監督「食卓のない家」新藤兼人監督「地平線」市川崑監督「鹿鳴館」といった巨匠作品の製作だけでなく、当時のインタビューを読むと自分が監督するつもりで勉強しているとある。うーん。


菜の花の沖 #見たい大河ドラマ書いてみようぜ 北方領土返還に合わせて、なんていけばいいんですけどね。


100分de名著 デュマ“モンテ・クリスト伯” <終> 第4回 「モンテ・クリスト伯」が大好きという作家の安部譲二さんをゲストに招き、「恋愛」や「若者の成長」など単なる復讐にとどまらない作品の魅力を読み解く。nhk.jp/H946M6IA


【マッチポンプ】新聞がオリンピック賛成が増えたと書き立てること。


【TPP反対は公約違反】え、そんなこと言ってましたっけ。実は俺もそんなこと自民党候補者が言ってたかどうか覚えてない。聞いていても本気にしてなかったろう。


【本棚登録】『精神科における養生と薬物―対談』神田橋 條治 booklog.jp/item/1/4915917…


中国の大気汚染がひどすぎて逆に美しいと話題w pic.twitter.com/nn18kRZv4K カーペンターの「ザ・フォッグ」みたい。


国会議員の専制がたは、憲法より上にいるのです。 #dig954


アメリカの社会保障番号制度みたいなのかな。よくわからないのだけれど、今度の制度の長所短所を見るのに参考にならないか。 #dig954


在日で日本国籍を持っていない人なんかはどうなるの。 #dig954


そのうち番号で管理するのではなくて生体認証データで管理するようになったりして。#dig954


もろに「プリズナーNo.6」の世界が来ました。 #dig954


マイナンバー法案っていうのは、日本のお上のやることだから管理社会化しないと思わない方がおかしい。下々の者も管理されたがっているわけですが。


個人情報保護法との整合はどうとるのだろう。 #dig954