まあ今から見ると無茶苦茶な時代を、当時の肩ひじはった感覚とはまた別のちゃらんぽらんな感じで力まず描いている可笑しさが身上で、柄本佑の柄がよくはまった。
母親のダイナマイトの爆死というのを通奏低音のように扱っているうちになんとなくトラウマからそれなりに慣れてしまう。
不協和音のようなピアノとサックスが耳につく音楽が70年代の若松孝二作品の
阿部薫の音楽をちょっと思わせる。
(☆☆☆★★)
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