prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ボス・ベイビー」

2018年04月05日 | 映画
CGで赤ちゃんを表現するというのは2005年の「マスク2」あたりではほとんど鬼門といっていいくらい「不気味の谷」にもろに落ち込んでいたものだけれど、半分はおっさんというキャラクター設定ではあるにせよ赤ちゃんが実に可愛らしく表現できているのにハードとソフト両方の進歩に驚かされる。
白人と黒人両方出てくるのがPCに配慮してますという感じはする(東洋人は出てこないのね)。

前に生まれていた幼児が弟や妹ができた時に自分の領分や愛情の取り分を奪われたような気がする、という話はよく聞く。
私は弟の方なのだが、生まれた時兄になんでこいつこんな大きな顔しているのだろう、いつ帰るのだろうと思っていたと聞かされたことがある。
そういう感情を寓話的に扱って赤ちゃんが威張っている(ように見える)のを寓話的に描くのかな、と思っているとかなりそこからはみ出てくる。

赤ちゃんが母親からではなくコウノトリが運んでくるのと同じようなパターンで描かれるのに、なんでまたこういう世界観にするかなという気はする。
なんで普通に母親の胎内から生まれてくるという形にしたがらないのか。

前半で録音機器にカセットテープが使われているので、あれこれは80年代くらいの話かと思った。今につなげるためではあるのだろうけれど。
(☆☆☆★★)

「ボス・ベイビー」 公式ホームページ

「ボス・ベイビー」 - 映画.com

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4月4日(水)のつぶやき

2018年04月05日 | Weblog