prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「怒りの山河」

2018年04月14日 | 映画
ジョナサン・デミがロジャー・コーマンのプロデュースの下で監督した初期作。
悪どい開発業者に故郷の山河を破壊された男が立ち上がるという話はほとんど当然のように西部劇パターンで、使うのが弓矢というのが先住民のイメージにかけているのかもしれない。
ジョン・ランボーも先住民の血が入っている(戦士のイメージと結びつくらしい)という設定で弓矢を使っていたし。ちなみに「オーバー・ザ・トップ」のスタローンも水野晴郎の解説で先住民の血をひいている設定だと聞いた。

コーマンだからアメリカ映画としては低予算なのだろうが、爆破シーンなどけっこう大がかり。
ピーター・フォンダ主演というと当然「イージーライダー」のイメージがかぶるわけで、ちゃんとバイクに乗っていまどきあまり見ないような燃費の悪そうなでかいアメ車に追われるなんてシーンもある。

まず商業映画の監督として実績を出す段階なので、後年のデミらしさというのを探すのにそれほど意味があるとは思えないし、第一デミらしさというのは結構つかみにくい。




4月13日(金)のつぶやき

2018年04月14日 | Weblog