スペクタクルとしては昼間の場面が多くて前作よりわかりやすいくらいだが、怪獣もロボットも人間もおしなべてキャラクター性に乏しい感じ。好きな人なら細かい味わいを汲み取れるのかもしれないけれど、こちらはそこまで好きなわけではない。
中国資本がだいぶ入って実際中国でとんでもない大ヒットを記録し、キャスティングで割と中国系が目立つ。
というわけでか、東京の風景など相当に変だし(これを見ると「シン・ゴジラ」が今の東京をビビットに描いた作品だってことがわかる)、いくらなんでも富士山が活火山で火口に溶岩が赤く見えるっていうのはないと思う。
富士山近辺にレアアースがあるというのも何の冗談か。一般にレアアースの産地といったら中国ではないか。
ハインラインの「人形使い」みたいな趣向が出てくると、怪獣というより宇宙からの侵略者といった50年代SFがかった感じも入ってくる。
(☆☆☆★)
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