シム・ウンギョンは日本映画「新聞記者」で主役の記者役をやっていたが、ここでは市長に向かって面と向かって批判したのを逆に買われて広報係として雇われる役を演じている。
ドラマとすると「仕事」はできるし若い感覚やスキルも生かせる彼女が案の定政治のドブ泥に浸かり、それでも反発するかドブ泥に浸かりきるかの葛藤がメインになり、どうかすると青臭く見えたりするがやはりこういう巻き込まれないで踏みとどまる感覚は大事だと思わせる。
ウンギョン自身の政治意識というのはどういうものだろうとも思った。
チェ・ミンシクが市長なのだからもう世にもろくでもないのはありあり、当たり前すぎてミンシクの役とするとやや物足りないくらい。代わりに参謀役のクァク・ドウォンが日本にもこういう奴いるいるというねっとりした仕切り屋ぶりと微妙な若い女性を見下したいやらしさをよく出した。