押井守のぴあの連載でのこの映画のガジェットの世界観の造形の演出についての分析はすこぶる面白かった。
シンプルなデザインの宇宙船のCGにノイズをのせることで巨大感を出している、のせないとデカいプラモデルにしか見えない、「スカイ·クロラ」でもアニメの飛行機にノイズを乗せてたという指摘はデジタル技術を駆使して作る側でないと出てこない指摘。
スター·ウォーズなどの宇宙船に凸凹をつけて巨大感を出した進化形とも思える。
デヴィッド·リンチ版みたいにグロいところがやたら目立つわけでなく、バランスをとりながら次につなげるように作っている。
大昔のセンサラウンドではないが、ブーンという重低音で身体が震える効果というのは劇場でないとムリ。