prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ひらいて」

2021年11月02日 | 映画
画面もストーリーも演技も、どうも平板。
オープニングでドローンでカメラが上空から校庭に舞い降り、アイドルグループの群舞みたいな練習をしているところを捉えるあたりはミュージックビデオ風でいくのかと思ったが、そういうわけでもなく、割ともっさりした画面が続く。

ヒロインが片思いしている男の子が文通している糖尿病の別の女の子を奪うように同性愛的関係を結ぶわけで、女女男の三角関係の要が男と女の二つあってかぶっているというややこしい状態になっている。
ただそのややこしさが即ドラマとしての葛藤や面白さに結び付くかというと、そういう状況になってしまいましたというところで止まってそれ以上あまり発展しない。
レズシーンがあるけれど、腰が引けているというのか諸般の事情に鑑みというのか、中途半端。