大阪の都構想だとか万博だとか、果ては日本大阪化計画と称して日本全体の侵略を企てて白い粉をばらまいたりミサイルに見立てた通天閣を発射したりするのだから、関西三府県、特に大阪を敵役に仕立てているわけなのだが、問題になりそうなぎりぎりのところで躱している。
あくまで茶番劇の分を守るバランス感覚ととるかツッコミ不足ととるかは微妙。偏見か知らないが、関東より関西の方が京都と大阪と兵庫(芦屋というべきか)と並び立っているからややこしそう。
前作もそうだったけれど、現在の埼玉から回想?形式にカッコに入れた体裁にする必要あったのか疑問。内容にさほど有機的なつながりがあるでなし、大宮vs浦和の綱引きってそれこそどうでもいい話。
東京に対する埼玉が大阪に対する滋賀にそのまま対応するのかどうか、統計があるわけではないが東京の場合はもう少し地方出身者が多いのではないかな。いわゆる「東京は田舎者の集まり」ね。
地方色と「身分」=金があるかどうかが微妙にごっちゃになっている。
衣装・美術が外国人が見た日本像に近い、思い切ったキッチェ趣味で通している。
二階堂ふみの出番がやや不足。