prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「怪物の木こり」

2023年12月18日 | 映画
サイコパスvs.連続殺人鬼という図式は、本来加害者側のサイコパスが被害者寄りになるという点で興味を引くが、脳にチップが埋め込まれて云々という作りものっぽい設定がジャマしてそういう対立がだんだんボヤけてくる。

殺し場も通りいっぺんで、およそ三池崇史にしてはパワー不足。
何より終盤、畳みかけなければいけないところでだらだら間延びした説明台詞が続くのにうんざりした。

マスクを被っているのは誰かという興味は、はぐらかしを含めて間断なくつながっている。