キリストが冒頭からしきりと真偽とりまぜて登場して、それが冒瀆的な表現なのかどうなのかバーホーヴェン氏簡単にシッポをつかませない。
十字架にかけられたキリストの腰の布をとると性器がなくてつるんとしているのにびっくり。
ベネデッタにキリストがとりついたように見える時と悪魔がついたようになる時と両方。
同じ修道院を舞台にしているせいもあってケン・ラッセルの「肉体の悪魔」を思わせる。エロとグロが表に出ているのも一緒。
シャーロット・ランプリングだと「愛の嵐」、ランベール・ウィルソンだと「悪霊」のイメージをそれぞれ応用したようなキャスティング。