サム・ジョーンズなんて出てきたのにびっくり。言ってはなんだが、あのスカタン映画「フラッシュ・ゴードン」の主演で、宣伝のため来日した時に共演したセクシー美女メロディ・アンダーソンをでれでれ見とれていたヒト、という印象でしたので。
あれをアイドルにする人間というのもいるのはわかるが、共感はしないなあ。
ちなみに役者としてはほとんど消息を聞かずテレビもしばらく出ていないが、今はセキュリティビジネスに携わっているらしい。「世界を救う」ヒーロー・イメージの応用かな。
他にも一時的に人気が出たけれど、その後さっぱりという人たちを「スーパーマン・リターンズ」のブランドン・ラウスをはじめ、実名で出している。いいのかな。
大人になれないマーク・ウォルバーグがどう一人前の男として恋人に求愛するかという話なのだけれど、もっとグロいオタクを出してそれを退治するというのはちょっと違うと思う。
恋人を狙う上司もそうだけれど、敵役の設定がとっちらかっていて、自分自身と戦うというモチーフがボケてしまった。それとも戦う気などないのか。オタクの方が消費社会に貢献するものね。
トム・スケリットも本人役で出てきて娘がどうしたとかいうが、意味がよくわからず。
アメリカ人にしかわからない個有名詞だらけで、日本字幕で日本でそれらにあたるものに差し替えているわけだけれど、星一徹まで出てくるのはどんなものか。
テッドにナニがついているのかどうか、ちょっと曖昧。
ぬいぐるみが動くというCG技術はまあすごいもので、見ていて当たり前すぎて驚かなくなるくらい。雨に濡れて毛が張り付いている質感や、夜の街で舗道が光っている上に逆光で立っている陰影のつけかたなど、実在しているとしか思えず。
それにしてもアメリカ人って、あんなにパーティで酒飲んでハッパふかしてばかりいるのか。頭バカになるぞ。
(☆☆☆★)

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