今日のフォト。(映画=阪急電車のパンフより)
阪急・今津線に乗ったことがありますか?
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阪急電車=片道15分の奇跡=
宝塚~西宮北口間を 片道わずか15分で走るえんじ色の車体に
レトロな内装の阪急・今津線。
このローカル線に偶然乗り合わせた乗客たちの人生が
ほんのちょっとずつ重なり合い、影響しあい、離れてゆく。
小さいけれど、あたたかい奇跡の物語です。
登場人物は多く、物語は短いけれど、よくわかるお話です。
同じ電車の同じ車両に乗り合わせた者同士が、関わってゆく。
それが幾つも連鎖して、物語を繋いでいきます。
時江(宮本信子)が、孫娘を連れて、宝塚駅から電車に乗り込んだ。
そこに騒々しいオバサン集団が乗りこんできた。
電車の中であることを忘れたように、大騒ぎ。
宝塚南口駅から、まるで花嫁のような格好をした翔子(中谷美紀)が乗りこんだ。
隣の車両から移動してきた、時江と孫娘。 ここで関わりを持つ。
孫娘は、「お嫁さんきれいやね」と言うと、彼女の目から涙がこぼれる。
「討ち入りは成功したの?」と優しく声をかける時江に
翔子は、ことの成り行きを話し始める。(電車の中で)
翔子は、婚約者を会社の後輩に寝取られた。
しかもその女は、婚約者の子供を妊娠していた。
別れてあげる代わりに、翔子は2人に条件を出す。
「私を 結婚式に呼んで、それが条件」
そして2人の結婚式に
花嫁のような真っ白いドレスを着て参列したのだった。
時江に勧められて、小林駅で下車した翔子は
そこで見た風景に、心の安らぎを覚え、立ち直る。
洋品店で、ジーンズとシャツを買い、それに着替えて
討ち入り用の真っ白いドレスを ゴミ箱に捨てた。
こんな風に、短い時間だが、時江が関わっていたり
翔子が関わっていたり、また誰かが関わって織りなすショートストーリー。
物語の初めから登場する、車内で傍若無人な振る舞いをするオバチャン集団。
車内では大声で騒ぎまくり、翔子が座ろうとした座席に、バックを投げて、横取りする。
いわいる大阪のオバチャンをオ―バ―に表現しているつもりだろうが
実際のところ、大阪のオバチャンは、決してこんな集団ではない。
ド派手に表現して、面白味を出そうとしたのだろうが
あまりにもケタ外れなので、今津線に乗られるマダムには、不名誉なことだろう。
地元のエキストラも、たくさん参加した中で、阪急電車という
ノンフィクションの中でのフィクション・・・・。
もう少し、正確に表現しても、よかったのではないだろうか。
・・・とあるブログでは、「関西地方に住む皆さん、
実際のところ、こんな凄いオバチャン、本当に
いらっしゃるのですか?」と、疑問を投げかけていた。