今日のフォト。 (大阪府南河内郡・千早赤阪村)
田植えが終わった棚田。 秋には美味しいお米が食べられる。
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さて、あの日から4日後に、もう一度 リベンジしました。
これ以上遅くなると、棚田に植えた苗が大きくなって、水面を覆ってしまう。
夏至前のこの時期、お天気もイマイチ、曇りや雨の日が多かったのです。
私は、祈るような気持ちで、千早赤阪村へと向かいました。
夏至の頃は、日の入りが遅い。
17時30分、三脚にカメラをセットして、じっとその時を待つ。
棚田にも、ドラマがあります。
フイに、スターが 現れたり。(笑)
フイに、シラサギ(?)が 飛んできたり。 (ピンが甘くて、ごめんなさい。)
鍬(クワ)を持って、お母さんは、棚田のあぜ道を歩く。
お母さん、鍬(クワ)で、あぜ道の修理をしているのかな?
太陽の傾きで、棚田の水面の色が変わり始める。
太陽はひとつなのに、あちこちの田んぼ(棚田)に、太陽が写り込む。
距離と方角と時間帯で、水面の色が、全く違うことを発見する。
それを追いかけて、棚田から棚田へ駆けずりまわる。
もう時間は、僅かしか残っていない。
棚田と紫陽花。 美しい日本の四季。
やはり棚田が主役。 紫陽花を前ボケにして撮る。
軽自動車が1台通過できるくらいの 棚田へ続く細い山道。
次の棚田で写真を撮ろうと、沈む夕陽を追いかけて歩いた。
そして曲がり角を曲がった瞬間、私の元に、写真の神さまが舞い降りた。
ここで私は、身震いするような、素晴らしい光景に出会ったのです。
すぐに三脚を固定して、10分間、連写し続けた。
半ば、三脚外して、しゃがみ込んで、手持ちで狙い続けた。
夕陽が水田を 真っ赤に染めながら沈んでゆく。
左手に持つ苗の束、右手に1株持って、願いを込めて、今、植え付けた。
彼女の手の振動で、水紋が広がる。 幾重にも、幾重にも・・・まるでさざ波のように。
そして彼女の姿が、真っ赤な水面に写り込む。
このように計算し尽くされた被写体は、きっと神さまが撮らせてくれたのだと・・・
写真の神様にも、この女性にも感謝した。
山の稜線に、太陽が沈んでゆく。
棚田写真への熱い想いで、胸がいっぱいになります。
太陽が沈むと、夕焼けが更に色濃くなった。
こんな瞬間も、ごく僅か。 写真は、一瞬の時も、決して無駄にはできない。
真っ赤に燃える西の空とは対照的に、東の空から月が昇り始めた。
19時17分、この日この時の月齢は、11.5 (3日後が満月)
自分の写真には、滅多に自己陶酔しないのですが・・・
たまには満足して、自分を褒めてやることもある。
また、新しい被写体を見つけて、それに恋して撮ってゆこう。
私の写真人生は、これからも続いてゆく。