今日のフォト。 時にはこんな風に・・・
「黄泉の国」に咲くような、朧桜(おぼろざくら)を撮ってみたくなる。
いつも思うのですが、何も遠くへ遠くへと、桜追いの旅をしなくても・・・
地元にも美しい桜が、凛として咲いているものです。
そして地元の桜こそが、私たちの心に永遠に咲く桜ではないでしょうか。
私の地元に咲く、桜です。
四天王寺 (大阪市天王寺区四天王寺)
金堂と五重塔にかかる桜は、とても美しい。
ここではいつもカメラマンが、写真を撮っています。
四天王寺 北鐘堂と桜。
北鐘堂の鐘の音は、祇園精舎の鐘の音と同じ響きを持つとされ
その音はあの世にまで響き、極楽浄土にいるご先祖さまの心が
安らぐと言われています。
四天王寺 西大門(極楽門)と、枝垂れ桜。
西の大門と呼ばれていましたが、極楽に通ずる門の意味から
「極楽門」と呼ばれるようになりました。
左向こうには、2014年春に完成する、「あべのハルカス」が見えます。
四天王寺 境内にて。
桜満開、あまりの美しさに、多くの人がカメラを向けていました。
一心寺 (大阪市天王寺区逢阪)
春の彼岸参りに来た時は、まだ固いつぼみだったのに・・・。
人々は美しい桜に、しばし見とれる。
阿倍王子神社 (大阪市阿倍野区阿倍野元町)
鳥居の前に、それはそれは美しい桜の木があります。
蓮光寺 (大阪市阿倍野区阪南町)
その日、朝の10時過ぎに写真を撮りに行くと、逆光でした。
13時頃に再度行くと、赤い毛氈を敷いた縁台で
食事をしている人たちがいました。
最近は、人物を入れて写真を撮るのは、全然OKなのですが
ビジュアル的に、私の感性では、公にはできないと判断しました。
同じ日、3回目に訪問して、この写真を撮影したのは16時04分。
光が運ぶ青い空も、ギリギリの時間帯でした。
30分も撮っていると、もうこの色を取り込めませんでした。 危機一髪。
地元で撮るたった1枚の写真にも、こんな努力の秘話があるのですよ。
華やかにブログに更新する写真の裏で、いつも究極を求めて努力だけはする。
このような裏の行動は、私の「写真哲学」です。
阿部野神社 (大阪市阿倍野区北畠)
この桜の手前に、もっと大きな桜があるのですが・・・
今年はこの鳥居の前の桜をアップします。
1月に、どんど焼きをした氏神さまです。
万代池公園 (大阪市住吉区万代)
上町台地の浸食台をせき止めて造られた池です。
池のまわりに植えられた桜は見事で、春は花見客でにぎわいます。
2003年4月、私のHP「マドンナの夢ギャラリー」の
初代トップページを飾った写真は、ここで撮ったものです。
万代池のカメと桜。
万代池にいるカメたちは、子供たちが夏祭りで、カメすくいをして
持ち帰ったカメを飼っていたけれど、最終的に、ここに放して増えたとも言われています。
「鶴は千年 亀は万年」と言いますから、子供たちでも
とてもカメが死ぬまでは、飼うことができませんね。
夕暮れの万代池公園。
桜の季節、ひとときの静寂。
陽が落ちたら、ぼんぼりに灯りを点して、夜桜見物。
花見酒・・・ 人は酒に酔い、桜に酔い、幸せな春。