今日のフォト。6月5日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」
芒種とは、稲や麦など、穂の出る植物の種を蒔く頃のこと。
稲の穂先にある、針のような突起を「芒(のぎ)」といいます。
この頃から、雨の日が多くなります。
七十二候=芒種初候。 螳螂生(かまきりしょうず)
秋に生みつけられた卵から、カマキリが誕生する頃。
カマキリは、農作物には手を付けず
害虫を捕まえてくれる、有り難い存在なのです。
七十二候=芒種次候。 腐草為蛍。(くされたるくさほたるとなる)
ホタルが光を放ちながら、飛び交う頃。
きれいな水辺に住んでいると、思われがちですが
野原でも、蒸れて腐りかけた草の下で、明かりを灯します。
造形花火で、蛍を表現してみました。
七十二候=芒種末候。 梅子黄。(うめのみきばむ)
梅雨入りの頃には、梅の実が薄黄色に色づきます。
「梅雨」という言葉は、「梅の実が熟す頃の雨」という意味です。
カビが生えやすい季節なので
「黴雨(ばいう)」と書くこともあります。
収穫した梅で、梅酒や梅干し作りをするのも、この頃です。
季節の行事では、父の日があります。
アメリカで、男手ひとつで育てられた女性が
「父への感謝を」と、提唱したのが、父の日の始まりです。
日本では、6月第3日曜日が、父の日です。
この頃、全国各地で、今年の豊作を神さまにお祈りする
「田植えの祭」が行われます。
6月5日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」
田植えで、植えられた苗が成長していきます。
この季節は、雨が必要です。
雨が十分に降ることで、夏が迎えられます。
大阪では、2021年5月16日に、梅雨入りしました。
近畿地方では、今年観測史上最も早い梅雨入りとなりました。