
今日は鏡開きです。
おぜんざいを作りました。
今年一年の家族の健康と発展を祈って
お正月に年神さまにお供えした鏡餅を
食べる風習は今でも日本に残っています。
関西ではおぜんざいにして頂くことが多く
鏡開きの時のおぜんざいの味は格別です。
鏡は「円満に」
開くは「末広がり」や「開運」を意味します。

おぜんざいは炊き始めから45分。
小豆が柔らかくなると
分量の砂糖を入れてひと煮立てします。
出来上がりが間近のワクワクする時です。
私が子供の頃、鏡餅は真空パックではなかった。
そして暮れには家でお餅をつくことが多かった。
暮れに作った大きな鏡餅は
10日以上経つとカチンコチンになりました。
とても女の力では歯が立ちません。
鏡開きの日は
どこの家でも父親がその力を買われて活躍したものです。

ところが今は真空パックの鏡餅の中に
さらに丸餅が真空パックされて入っています。
もう父親不在でも鏡開きは大丈夫なようです。
仏壇や水周りの神様や父の写真の前や
子供たちの部屋にお飾りした小さな鏡餅も入れると
結構な量になりました。
今年一年の家族の健康と発展を祈って
隠し味にひとつまみの愛を入れた鏡開きのおぜんざいが
今、出来上がりました。