文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

京都旅行8

2018-06-08 13:36:21 | 旅行:京都府
 京大の総合博物館の次は、京都駅の近くでどこか周ってみることにした。今日は帰る日なので、なるべく京都駅に近い方がいいからだ。まず寄ってみたのは三十三間堂。ここは、正式には蓮華王院といい、天台宗妙法院の境外仏堂に当たる。ここは昔何度か行ったことがあるのだが、今回行くと、新しい建物から入って三十三間堂に入るように変わっていた。本堂内部には、有名な千手観音が、中央部の大きな仏像を中心に千体安置されていることで有名である。

〇三十三間堂


 次に訪れたのが養源院。三十三間堂の隣にあるが、多くの襖絵で有名だ。またこの寺の天井は血天井であり、関ヶ原の戦いに先立つ伏見城の戦いにおいて、城を守っていた鳥居元忠以下1000人余りが自刃した廊下の板を供養のために寺の天井に使ったものである。だから、その時の血痕と言われるものが天井に今でも残っているが、説明を聞いても、何が何だかよくわからなかった。

〇養源院


 養源院を観たあと、バスで京都駅に戻ろうとしたが、来るバス来るバスが超満員の状態。この日は平日だったにも関わらず、京都は観光客で溢れており、なかなか結構なことである。そんな状態なので、バスに乗るのはあきらめて、京都駅まで歩くことにした。この旅行ではとにかく歩き回っているので足が痛い。

                                 京都旅行 Fin

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京都旅行7

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京都旅行7

2018-06-07 11:16:43 | 旅行:京都府
 最初の2日で歩き過ぎたので、3日目は足がかなり痛い。泊っているところは京都駅の傍なので、今日はなるべく近場を周ることにした。まず行ったのが「銀閣寺」である。きんきらきんになった金閣寺よりは、渋い感じの残っている銀閣寺の方が、個人的には好みである。

〇銀閣寺


 銀閣寺を見た後は、今出川通りを西に進み、母校の京都大学方面に行く。目当ては、京都大学総合博物館だ。実は、前の日に、立て看板の撤去問題で、大学当局と一部学生がもめているとテレビで放映していたこともあり、今どうなっているかをちょっと見てみたくなったのもある。私が学生のころは、立て看板など普通のことであり、完全に風景に溶け込んでいたのだが、時代が変わったということだろうか。本部の時計台にもかっては「竹本処分反対」と大きく書かれていたと思うが、今は綺麗なものだ。吉田神社の鳥居を眺め、本部の時計台を見て、博物館まで歩く。

〇吉田神社の鳥居


〇京都大学本部


〇京都大学総合博物館


 京都大学総合博物館は1997年に開館したもので、もう20年以上の歴史がある。それまで集めた資料を、自然史、文化史、技術史という観点から展示しているもので、入り口は道路に面しており、大学構内に入らなくてもよいので、観光客でも比較的入りやすいと思う。

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京都旅行6
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京都旅行6

2018-06-06 15:05:47 | 旅行:京都府
 平等院の次に行ったのが「宇治上神社」。世界遺産の構成要素になっているようだ。




この「宇治上神社」と対になっているのが、「宇治神社」ということだが、今回は、鳥居の前を通り過ぎただけ。




 宇治上神社の次に訪れたのが、近くにある「宇治市源氏物語ミュージアム」だ。宇治は、源氏物語宇治10帖の舞台であり、この博物館は、源氏物語に関する資料を保管・展示している。



 そしておまけとして、宇治市のマンホールの蓋。これで、2日目の旅行は終わりだ。元気があれば黄檗の方を回ろうかと思っていたが、昨日歩き過ぎたので、足が少し痛い。




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京都旅行5



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京都旅行5

2018-06-06 12:09:50 | 旅行:京都府
 宇治と言えば、なんといっても平等院だ。10円硬貨にも描かれていることで有名だが、平安時代後期に藤原頼道を開基とする寺である。その前は頼道の父である藤原道長の別荘だったが、頼道が寺院に改めたようだ。




 前に来たときには平等院の中に自由に入れたという記憶があるのだが、今は観光客が増えたためか時間制になっているようだ。(もちろん別料金)



 平等院を一通り見て回ると、次は宇治川の対岸にある観光施設を見学することにする。写真は宇治川の中州である塔の島に建っている「十三重の石塔」。この辺り一帯は、行ったときには整備工事が行われていた。



 そして宇治川の写真がこれである。ここで鵜飼い漁がおこなわれていることは今回初めて知った。




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京都旅行4






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京都旅行4

2018-06-05 12:24:34 | 旅行:京都府
 京都旅行の2日目は伏見大社に行った。昔行ったのは、大学に入った頃だと記憶しているので、大昔のことだ。だからまったく記憶にない。






 境内は、平日だったにも関わらず、人でごったがえしていた。修学旅行の生徒が多いのは相変わらずだが、外国人観光客が多かったように思う。

 伏見大社を見終わると、次は宇治に行った。写真はJR宇治駅。



 昼食は、宇治で食べた。入ったのは平等院への途上にあるKOKOROという店で、ランチを注文した。




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京都旅行3

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京都旅行3

2018-06-04 18:36:31 | 旅行:京都府
 嵯峨野めぐりで次に訪れたのが平家物語でも有名な祇王寺と滝口寺だ。二つの寺は隣接している。当日は休みだったが檀林寺という寺もすぐ近くにある。昔嵯峨野を訪れたときには檀林寺は、嵯峨野めぐりをしてすぐだったという記憶があるが、今回歩いてみると、昔の記憶と全然違う。本当に人間の記憶というのはいいかげんなものだ。祇王寺の名前の元となった祇王とは当時の有名な白拍子だ。平清盛に寵愛されていたが、ある時仏御前という若い白拍子が自分の芸を見て欲しいと言って来たのだが、門前払いされそうになる。しかし、祇王のとりなしで仏御前は清盛に自分の芸を見せることができた。ところが、これがきっかけで清盛は仏御前の方を寵愛するようになり、祇王は追い出されてしまう。祇王が妹の妓女、母親の刀自といっしょに入ったのがこの祇王寺である。後には、世の無常を知った仏御前も加わり、ともに仏の道に励んだという。

 また、滝口寺というのは、斎藤時頼(滝口入道)からその寺名が付いている。滝口入道は、建礼門院の侍女横笛との悲恋の結果、ここで仏道修行をしたという。

〇祇王寺



〇滝口寺



 もう一つついでに嵯峨野で見つけた、土佐四天王像。なぜここに土佐四天王像があるかは不明だ。立っているのが坂本龍馬というのは比較的わかりやすいが、後は右から中岡慎太郎、武市半平太、吉村寅太郎らしい。(すまん最後の人は初めて聞いた) これで、1日目の旅は終わり。本日は3万歩近く歩いたのでくたびれた。





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京都旅行2



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京都旅行2

2018-06-04 11:46:41 | 旅行:京都府
 嵯峨野めぐりでまず訪れたのが「常寂光寺」である。小倉山の中腹にある日蓮宗の寺だ。






 下の写真は有名な「落柿舎」。俳句で有名な松尾芭蕉の弟子である向井去来の営んだ草庵である。ただし中には入らず、外から眺めただけ。




 次に行ったのが、「二尊院」である。天台宗の寺院で、寺の名前は釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が祀られていることによる。実は山口県の長門市にも、同じ名前の寺があり楊貴妃の墓と言われるものがある。そちらは真言宗の寺である。







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京都旅行1


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京都旅行1

2018-06-01 23:03:55 | 旅行:京都府
 先般久しぶりに京都へ行ってきた。とりあえずは、駅前のランドマークである京都タワー。




 最初に行ったのは、嵐山・嵯峨野。写真は、JR嵯峨嵐山駅。




 まず行ったのは、天龍寺。むかし来たときはそうでもなかったが、今回は人でごったがえしていた。若い人はアジア系の人が多かったようだ。聞こえてくるのは日本語よりも、中国語らしきものの方が多かったかな。大昔浅草の浅草寺に行ったとき、こんな感じだったが、京都も同じ感じになってきた。あと多かったのは修学旅行の生徒。





 天龍寺を出ると、嵯峨野めぐりの始まりということで、黒木の鳥居で有名な野々宮神社から出発した。




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因幡薬師(京のぶらぶら歩き30)

2013-11-07 06:13:36 | 旅行:京都府


 ここは、真言宗智山派の平等寺。通称因幡薬師だ。因幡といえば、今の鳥取県だが、なぜ京都に因幡の名のついた寺があるのかと不思議に思って調べてみた。

 なんでも、因幡国司だった橘行平という人が、人気を終えて帰る途中、病になったが、夢のお告げに従って、海から引き揚げた仏像を祀った事から始まったらしい。引き上げたのが、因幡国の賀露津の浦というところだということだから、現在の賀露港当たりだろうか。賀露港は、松葉ガニの水揚げで有名な港だ。面白いことに、この仏像、行平がなかなか因幡の国まで迎えに来なかったので、空を飛んで京都までやってきたという言い伝えがある。

 訪れた時には改修工事中だったのは残念。

花咲稲荷社(京のぶらぶら歩き29)

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花咲稲荷社(京のぶらぶら歩き29)

2013-11-06 06:00:00 | 旅行:京都府



 佛光寺から次の場所を目指して歩いていると、小さなお稲荷さんを見つけた。「花咲稲荷」というこのお稲荷さんは、元々は、松永貞徳という人の屋敷の鎮守社だったらしい。つまり、この場所は、松永貞徳亭址だということである。

 私も調べてみて知ったことだが、松永貞徳という人は、江戸初期に活躍した俳人、歌人、国学者らしい。かっては秀吉の右筆も務めていたが、関ヶ原の後は、私塾を開いて、和歌や俳諧を指導していたとのことである。

 京都は、ちょっとした路地にも、このような歴史を感じさせてくれるものが存在するので楽しい。


本山佛光寺(京のぶらぶら歩き28)
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